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あなたには帰る家がある 中谷美紀とユースケ・サンタマリアがまさかの急接近

あり得ない展開になってきましたね。

中谷美紀とユースケ・サンタマリアがまさかの急接近。

もともとは色男に弱い中谷美紀(元旦那は玉木宏)が(このドラマ上では)むっさいユースケ・サンタマリアの魅力に気づくなんてありえません。

いくら、「ああ、もう色男にはこりごりだ」となっても、このあたりの傾向はそんなにたやすく変わらないもの。

年をとればとるほど。

ましてや、中谷美紀は娘とがんばっていく気まんまんで男をそれほど求めていません。

今週はそんな中谷美紀がふとした瞬間に寂しさを感じ、ユースケ・サンタマリアに対し、意外といい男かもと感じるのですが、あまりにも短絡的な展開。

もし、ちょっとした寂しさを埋めたいなら、その相手に適しているのは、古くからの知人である駿河太郎です。

向こうも中谷美紀に気があるし、気心しれてるし、元旦那とのごたごたも知ってるし、とにかく手っ取り早い。

というわけで、違和感バリバリの展開でした。

ユースケ・サンタマリア、木村多江、中谷美紀、玉木宏の四人が右往左往する姿が数字につながると踏んで(実際そうなっている)、この四人を絡めすぎです。

しかし、この四人のうち三人(中谷美紀以外)が復縁を望んでいるという状態は異常。

ユースケ・サンタマリアは木村多江と復縁したい、木村多江は(一度は不倫で結ばれた)玉木宏と復縁したい、玉木宏は中谷美紀と復縁したい。

恋愛が壊れたときに、「よし、次に行こう」となるか、壊れたものを拾い集めてつなげようといつまでも苦しむか、それはどれだけ相手を好きだったかに左右されるのではなく、個人の性格というか、行動傾向に左右されると思います。

だめになったものはあきらめて、次をがんばろうとするか、いつまでも諦められずに執着するか・・・このあたりはけっこうはっきりわかれますよね。

このドラマでは4人のうち、3人がこの「いつまでも壊れたものにしがみつく」タイプだったために、片方の夫婦が離婚後もぐちゃぐちゃが続いているわけです。

普通はもう一人ぐらい、「新しいことをがんばろう」ってなタイプが混じってて、離婚後は意外にめでたしめでたし、「あーすっきりした」となるわけですが、このドラマではそうはいかせません。

揉めないとドラマにならないからね。

実際は、子供のことを考えたり、お金(生活)のことを考えたり、「恋愛」うんぬんの要素が多いために、こんなに相手に執着しまくったりはできないし。

ま、それでもぐちゃぐちゃと揉めてくれたほうがドラマとしては盛り上がるのは確か。

来週はさらにユースケ・サンタマリアと中谷美紀が接近するようで、(不思議な感じは残りますが)ちょっとどうなるか展開が気になるところ。

しかし、駿河太郎をもうちょっと話にからめてほしい。

ただのカレー屋のマスターで終わってほしくない。

中谷美紀を古くから知るキャラだし、もうちょっとクローズアップしてほしいんですが、ダメですかね。

ユースケ・サンタマリアや玉木宏と比べると平凡かもしれませんが、それゆえにリアルな男って感じがしていいと思うんですが。

話が生々しくなると思うし。

でも、そういった展開はちょっと望めそうもありません。


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