リーガルV 米倉涼子と向井理が過去にデキてたという設定はちょっと無理では?
さて、注目のドラマ、リーガルVです。
三話までの数字は15、18.1、15.9%と絶好調とはいきませんが、わりと好調。
少なくともこけたとは絶対に言われない数字になっています。結果を出しましたね。
テレ朝のドラマ班はほんとに優秀。
米倉涼子にドクターXを継続してもらうために必死に作っているんでしょう。
サラリーマンって大変よ、ほんと。
そんなことはさておき、内容も楽しいです。
米倉のちょっと蓮っ葉なキャラを活かし、問題を起こして資格をとられた弁護士というものに見事にフィットさせています。
内容がちょっと予定調和というか、あまりにも米倉涼子の思い通りにすすむというか(結局、米倉たちが裁判に勝つ)、そういった単純さはあるんですが、一時間ドラマだしわかりやすさを優先するとこんなものかと思う。
二時間ドラマとかだったら、薄すぎて叩かれる内容ですが、一時間一話完結にはちょうどいい内容です。
視聴者が逃げない程度の複雑さをプロット(あらすじ)にもたせている、この調整感は絶妙かもしれません。
内容がドクターXのまんまじゃんという批判もありますが(この批判は出ることを承知で作っていると思う)、そうなるそうなると予想されていただけに、実際にはじまるとその点にそれほど拒否感が出ない。
あと、やはり医者を弁護士にすることで、扱う内容がガラッと変わってくるので、そのあたりで視聴者の目をそらしているとも思う。
同じじゃん批判をうまく薄めているんですよね。
それにドクターXとの違いは、米倉涼子が司令塔となりみんなを動かすといった役回りをしていること。
一匹狼キャラから、チームリーダーキャラに変更しているので、自然と口にするセリフも変わってきます。
まあ、思った通りにやりたい放題のキャラというのは変わってないのですが。あと、絶対に米倉が勝つっていう勧善懲悪な展開もね。
あと、気になったのは米倉涼子と向井理が過去に恋仲だった(?)みたいな展開があるようですが、これはいかがなものか。
美男美女のお二人ですが、米倉涼子が若く見えるとはいえ、向井理と並べるとさすがに年の差が目立ちます。
米倉涼子が不利な感じがするんですが(米倉に利点がない)、どうしてこの設定にしたのか。そもそもこの設定、必要?
向井理はただの敵みたいな感じで出したほうが良かった感じがします。余計な味付けをしたような。
最後にドクターXとの決定的な違いですが、それは米倉涼子のファッションが激しいこと。
白衣ばかり着ていたドクターXとは違い、このドラマでは米倉の衣装チェンジの回数が半端ないです。
ものすごい数の衣装提供がされてます。
ひと昔前にエビ売れというのがありましたが(エビちゃんが雑誌で着ると洋服が売れまくる)、このドラマで米倉が着た服も飛ぶように売れているんでしょうね。
そんな報道はありませんが、そんな気がします。
数字だけでなく、そういった効果も制作側にはとても大事なことのはず。
ということで、リーガルVはいまのところ大成功といえるでしょう。シリーズ化するな、絶対。
米倉涼子はずっとテレ朝でドクターX、リーガルVを繰り返すのでしょう。
なんだか、すごい。
とはいえ視聴者としては面白いモノを見れたらそれでいいので、内容に期待しましょう。