ドクターX あっさり医者をやめる野村周平
米倉涼子、今シーズンも大門未知子にとてもはまってます。
はまりすぎるゆえか、ドクターXの続編出演はかなり渋っていたという米倉さん。まあ、これだけはまり役があると、次が難航するよね。
そんな心配もあるでしょうが、今シーズンは未知子にとっても馴染んでます。
なんか飽きたなと感じさせるシーズンもあったのですが、今シーズンはとてもはまっている。
さて、院長なのにいろんな人に怒られる西田敏行の右往左往っぷりがおもしろいです。
今週は草刈正雄から送り込まれてきた監督役にいろいろ怒られます。
院長なのに、この人の顔色をうかがいまくる西田敏行がおもろかった。
ドクターXって米倉涼子だったり、「失敗しないので」って決め台詞ばかりが目立ってますが、実は脚本がとってもおもしろい。
笑いも盛り込んであるし。
俳優さんたちのアドリブもあるのかもしれないけど、脚本にも組まれているはずです。
「失敗しないので」
今週もいちばんいいタイミングで一番効果的な使われ方をしてました。これってすごい。
毎週一回は決め台詞を盛りこまないといけないとなると、変なタイミングでいれこんだりしてしまうことが多々あるのに、そういった失敗なし。
まさに「失敗しないので」という感じ。
さて、今週は「ゆとり」な野村周平が主役。
母親、中田喜子の難解な手術にチャレンジします。
そして、予想通りに手術は荒れ、米倉涼子がこれをレスキュー。事なきを得ます。
病院側は難しい手術を成功させた若手ドクターとして野村周平をまつりあげようとしますが、野村周平がこれを拒否。
記者会見で手術は米倉涼子が成功させたことを暴露。
自身には医者としての能力が足りないということことで、医者を辞めると宣言します。
そして、彼は若い頃目指していたミュージシャンを目指すことになり・・・とまあ、あり得ない展開なんですが、まあ、それはよしとしましょう。
おもしろかったし。
ドクターXは医者もの(リアルもの)でありながら、荒唐無稽な展開も許されるドラマなのです。
フリーランスのスーパードクターってゆーのがすでに漫画チックだしね。
これだけ違和感のある世界をスタンダードなものに定着させているのは、しっかりした脚本と俳優さんたちの力だと思います。