いい年なのにテレビっ子!

テレビの感想や芸能ネタなどのつぶやきリポート

きみがこころに棲みついた 向井理を過去にいろいろあってあんなふうになってるけど、実は愛を求めているいい人にしてほしくない

きみがこころに棲みついた、予想通り、いや予想以上に皆が吉岡里帆の味方になってきて、ハートウォーミングな展開になってきました。

恋愛だけではなく、会社での状況も大改善。

鈴木紗理奈が味方になってくれたのは予想通り。瀬戸朝香は敵に回るかと思ったのですが、序盤からの仲良し関係は崩れませんでしたね。

予想以上にハッピーハッピー。

でも、これまでがひどかったので、さすがに「良かった」という気にさせられる。

落とし方としては最高。

あれだけ吉岡里帆を痛々しく描いていて、ハッピーになるくだりを失敗したら、ドラマ自体が大失敗になるのですが、さすがにそこは外さなかった。

桐谷健太が吉岡里帆に理解(?)を示し、吉岡里帆を向井理から守ったのはできすぎな展開(普通ストリップのビデオを見たらひくというか、うまく対処できないだろう。好きであればあるほど。桐谷健太は情熱的なキャラでありながら、実はとても理性的な人間に描かれてます)ですが、でも、ちょっとホロリとくる展開(泣きはしないけど)でした。

男役が桐谷健太なのに、ちゃんと「キュン」とするシーンになってました(桐谷健太をディスるわけじゃないけど、恋愛ドラマ向きではないよね)。

しかし、桐谷健太の「事件」の解決の仕方がちょっと・・・

向井理を殴るわけでも、怒鳴るわけでもなく、「誓約書」(吉岡里帆のストリップビデオを破棄する、脅迫のネタにもしないという内容)にサインをさせるってところに、結構やっかいなキャラが見え隠れしてました。

あの男も大丈夫か?

ドラマの桐谷健太は、なんでも裁判とかって口にする変にアメリカナイズされたクソ野郎ってわけではないですが(あのタイプの人間は実はお金が大好き)、実際に「誓約書」とかをさらりと用意しちゃうような人に会ったら、ちょっと気を付けたほうがいいと思います。

普通じゃないよね。悪い弁護士とつるんだりしてそう。

でも、ドラマの中としては完璧なやり方というか解決法でした。

このドラマ、桐谷健太が理想の王子として描かれ、向井理が最低のクソ野郎に描かれていますね・・・ここまでは。

今週から向井理のトラウマを描くシーンがバンバン盛り込まれはじめましたね。

この展開にちょっと不安を覚えました。

これって、結局向井理を過去にいろいろあって傷ついちゃって今はあんなくずになってるけど、実はいい人で、吉岡里帆を心から求めていて、ゆがんでいるけどほんとの愛を求めている寂しい人なんだよ、ってなキャラに落とし込もうとしてません?

それじゃつまらん。

それだけはやめてほしいです。

ってゆーか、過去に何かあったぐらいじゃおつりがこないくらい、ゆがんだ性格というか、周りに迷惑かけすぎてるんですけど。

ということで、向井理のキャラは、トラウマ背負った実は傷ついた人ではなく、昔いろいろあったけど、それはさておきサイコパスみたいな男になっちゃった、にしてほしいです。

そっちのほうがキャラとして新しいし、これまでの行動が納得できる。

あれだけいろいろやらかしといて、実は僕も傷ついてて・・・ではね、釣り合わない。

向井理としてもそっちのほうが演じがいがあると思うのですが、でも、流れとしては完全に向井理も一皮むけばいい人だった路線に向かってますね。

仕方ないか。

あれで冷酷人間で終了させたら、さすがにイメージ悪いし、そーゆー展開を嫌う視聴者も多いですもんね。

吉岡里帆が中尾彬風うねうねを卒業し(向井理から卒業し、桐谷健太に乗り換えた証)、本格的に焦ってきた向井理。

来週は向井理が中心になりそうですが、どんなふうに向井理の過去とかキャラを描くのか、楽しみです(あんまりべたべたに甘くしないでね)。


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海の声