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きみがこころに棲みついた 情緒不安定な吉岡里帆に共感できるかできないかは、個人の恋愛傾向やこれまでの経験によって分かれる

わざとだとわかっていても、吉岡里帆の役って見てていらいらしますよね。

この役、共感二割、いらいら八割を狙って書かれているように思います。

いきなりに桐谷健太にひとめぼれして追いかけまくったかと思えば、向井理が他の女といい感じになれば、やっぱり「私のほうを見ていてほしい」と追っかけまくる。

情緒不安定の塊です。

母親に冷たくされたからって、あんなに心ない男の元に走ってはいけない。

人間、悪いスパイラルにはいるときってこうですよね。

何か悪いことがあると、それを埋めようとしてさらに悪いことを引き寄せる。

ひとつ悪いことがあったときに、もう仕方ないと割り切ることが大事なんですよね(そんなに簡単に割り切れないか)。

それにしても、あんなにひどいめにあって、脅されるような接し方をされるのに、まだあんな男(向井理)を追いかけるなんて、謎ですよね。

ドMといってしまえばそれまでかもしれませんが、でも、思い返してみると、なんであんな馬鹿にあのときは執着してたんだろうと思い当たる人もいるはず。

吉岡里帆を見て、愚かだな、馬鹿だなと切り捨てられるか、「あー、ちょっとわかるわ。ハマってるときって、ちょっと馬鹿になってるんだよねー」とうっすらと共感できるかは、これまでの恋愛の傾向や経験によって分かれそうです。

どっちにしろにがーい思いを抱くことになるんですが(このドラマ、どうやって楽しむの?)

それにしても、向井理の悪役がいまいち怖くないのは私だけ?

向井理も幼い頃に父親に虐待されていたり、どうやら整形なんかもしてる可能性があって、いろいろキズを抱えているというか闇がありそうですが、そういった感じが全く滲み出てませんね。

向井理が憎まれ役をしているのを見てて、伊藤くんでブラックな役に挑戦していた岡田将生を思い出しました。

岡田君も向井理同様、きれいな顔で人間的なクセをあまり感じさせない人です。

しかし、意外にも伊藤くんで岡田将生はいや~な感じをうまくだせていた。

顔だけでいったら、岡田将生のほうが可愛いいというか、さわやかかもしれません。

でも、岡田将生のほうが「アク」というか、クセのようなものがうまく出てたんですよね。こいつ、実は性格悪い? みたいな。

でも、性格の悪さでいったら、岡田将生より向井理のほうがなんとなく・・・なんて感じもするんですが、どうなんでしょう。

向井理って顔がきれいなだけで、ほんとはものすごい清らかなんですかね。

だから、悪い役がどうしてもはまらないみたいなことになってるんでしょうか。

向井理の悪役がはまってるなんて意見も結構あるようなので、なんともいえませんが、今後もっともっと向井理が怖く見えてくれないと、このドラマは盛り上がりません。

冬彦さん的なポジションなんだから、もうちょっとホラー感がほしい。ただ怖いとかじゃなくて、もっと気持ち悪さとか不気味さとか、そういった要素もないとね。

このドラマ、ここまで見てきて何がホラーって情緒が乱れまくってて、向井理に結局マインドコントロールされまくってる吉岡里帆の役が一番怖いです。

あんなに不安定でちゃんとした会社にはいって、ちゃんと働いてるって奇跡だなって思う。

普通成り立たないって。

そんな根本的な問題は感じますが、今後の展開が気になるので来週もウォッチします。

それと、来週からはついに中村アンが出るようです。

きれいになりましたよね、中村アン。

桐谷健太の元カノで、嫌なことはしそうにないポジションですが、結構えぐいことをしたりして(吉岡里帆に)。

こちらも要チェックですね。


きみが心に棲みついた(1) (KCデラックス Kiss)