いい年なのにテレビっ子!

テレビの感想や芸能ネタなどのつぶやきリポート

明日の君がもっと好き 昭和な脚本ながら扱ってる材料は同性愛、虐待、三角関係に介護虐待と過激

だっさい題名、多用される文学的なモノローグ、完全にこけたなと思ったけど、それは大きな勘違い。

脚本は井沢満大先生でした。大御所でしたね。若い作家がなんとなく雰囲気で書いたのとはわけが違いました。

外科医有森冴子を書かれた方です。

ということで、この枠、前回は三浦春馬のオトナ高校だったんですが、今回はがらっと雰囲気が変わりました。

ベテラン脚本家が書いているということで、言い回しとかセリフは正直古めかしい。

モノローグ(心の声)に至っては、小説の文面をそのまま読んでいるようなものも多く、三田佳子は読みこなしてましたけど、正直若い俳優、女優は全滅というありさま。

こーゆーセリフって普段ちゃんとした言葉遣いしてたり、ちゃんと小説とか読んだりしてないと、こなせません。

ということで、若い人は全滅でした。意外に白洲迅がはまってたけど。

演技の下手な人はひとりとして出てないのに、ハードルの高い脚本です。

しかし、小説なんて誰も読まなくなった時代(といったら言い過ぎですけど、でも、ほんとにそんな感じがありますよね)、この文学的なモノローグが視聴者に届くのか疑問。

しかも、セリフとして、上手く読み下されてないしね。

これで脚本だけ叩かれたら問題です(演技力も問題なんですよ)。

内容ですが、ネタがいちいち過激です。

あの文学的な言い回しでちんたらした内容にしたら大失敗だと思いますが、そんなへたはうってません。

文学的で落ち着いた雰囲気をもちこみつつ、扱うのは同性愛(女同士)、三角関係(姉妹で男とりあい。「想い出にかわるまで」か)、虐待、介護虐待だったりするので、上手く中和してます。

浮ついたセリフが飛び交う中、こんなネタを扱うと全体がふわふわして大爆死になるんですよね(フジの深キョンのドラマが若干そうなりそうな不安あり)。

ということで、誰が何をしているかというと・・・

白洲迅が子供の頃に母親(もう死んでる)に虐待され、それがトラウマとなり、今は出会い系(?)で熟女をあさり、ホテルの部屋につれこんでは虐待してます(母親への仕返し)。

伊藤歩は志田未来の姉で、恋人、渡辺大を略奪されました。でも姉妹仲はこわれてません。志田未来(妹)は渡辺大と結婚しましたが、二人の関係はすでに冷めてます。

まんま「想い出にかわるまで」って感じですが(姉、今井美樹、妹、松下由樹、男、石田純一)。

柳葉敏郎が市川隼人の親代わりで、娘の森川葵と結婚させようとしますが(若い二人はまんざらではない)、森川葵は自分が男が好きなのか、女が好きなのかわからず混乱中。

そんななか志田未来と出会ってしまいます。

伊藤歩の祖母、三田佳子は介護中の夫を虐待中(さんざん浮気された腹いせ)。

ざっとこんな感じでした。

しかし、柳葉敏郎が輝いてた。

ってゆーか、柳葉敏郎と三田佳子だけがあの世界観にドハマりしてた。

市原隼人も昭和な感じ(古い二枚目です。この人、時代が時代だったら大スターだったかもね)で悪くない。

最近の明るめのドラマとか映画ばかりをやってきた若い俳優さんたちにはきつい内容だと思います。子供っぽいんですよね。それが良しとされてる時代だからしょうがないけど。

とはいえ、見続けます。

次週から本格的に森川葵の同性愛(百合ちゃん)展開もはじまるようだし、要チェックです(森川葵って好きだわ~。演技うまい。でも、このドラマでは苦戦)。

フジの深キョンのドラマで男同士でキスしてるところを見たときは、深夜ドラマでもないのにここまでやるかと思いましたが、どの局も数字のためになりふり構わずです。

NHKでも志尊淳が女装して女子的生活ってやってますけど、同性愛とか性同一性障害が一気に出てきましたね。

局同士で示しをあわせたみたいに、なんでこんなに重なる?

みんなで渡ればこわくない(コケれば怖くない)、失敗したのはウチだけじゃないって言えるからでしょうか。

そういえば、井沢先生って同窓会も書いてたんですよね。

ドラマがまだまだ普通に数字をとっていた時代、そんなにわざわざ過激なものに手を出さなくてもってときだったんですが、テーマは、同性愛(男同士)でした。

BLなんて言葉もない当時としてはとってもセンセーショナルでした。

たしか、山口達也とか高嶋政宏(お兄ちゃんのほうね)とか、あと斉藤由貴とかが出てた。

山口達也とかも結構過激なこと(男と)やってたような記憶が薄っすらあるようなないような(ちょっと昔すぎる)。

そうやって考えてみると、今回のネタに同性愛(今度は女同士)があったり、虐待があったり、過激なのも納得です。

激しい材料をうまく料理できる方なんですよね。

ってゆーか、激しい材料を扱いたい先生なんですよね。

今回もうまく料理してほしいと期待してしまいます。

ところで、やっぱり浅野ゆう子(ご結婚、おめでとうございます)に似てますね、伊藤歩って。どんどん似てきてる。

そのうち、実は親戚でしたとか言い出さないか、秘かにこちらも期待しております。

 

↓↓(ドラマで)男とられたけど、声はいいのよ。昭和のクリスタルボイス↓↓


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