限界団地 佐野史郎はやはり不気味。江波杏子も負けじと不気味。足立梨花はオロオロ主婦
とりあえず一回は見てみるか。
ということで、録画して見たみました。結果は・・・おもしろいじゃん。
フジテレビってまだちゃんとしたドラマ作れるんですね(何様?)
古いタイプのストーリー展開ですが、しっかりとした脚本が書かれています。
伏線もその回収もうまい。
佐野史郎の周辺にいろんな謎をちりばめ、佐野史郎が不気味に動きまくることで緊迫感が生まれ、視聴者の関心をひきます。
佐野史郎ってやっぱりキャラが濃いわー。年とって丸くなった部分もあるんだろうけど、不気味で厳しい感じは健在。
このドラマでは本領発揮とばかりに不気味なキャラを演じてます。
物語はこの謎だらけの佐野史郎が古い団地を立て直そうと活躍します。
宅配スーパー配達兄ちゃんを部屋にひきずりこんでちょめちょめしてる意地悪主婦(足立梨花をいじめる)をこらしめたり(その最中の声を団地全体に流す)、カラオケ騒音おばさんをたしなめたり(これは優しい方法で)、すこしずつ団地の環境を改善していきます。
結構汚い手を使って物事を解決していくのですが、佐野史郎は「いいおじいちゃん」として周りの人望を集めていきます。
そして、その改善に手を貸すのが足立梨花。
旦那は子供ができたから(中だしして着床したから)自分と結婚してくれた、私なんてなにもできないし・・・といういじけた主婦です。
いやいや、そんなことは。狙った男をできちゃった婚にもちこめるなんてなかなかの力量です。自分に自信をもって!
冗談はともかく、明るくさばさばしたキャラの足立梨花がこの湿っぽい役にはまるかといったら・・・はまってはないんですが、実は地味に演技のうまい足立梨花なので無難にこなしています。
足立梨花、結構ドラマや映画に出てますよね。
ここぞってときに熱愛報道されちゃったから事務所にはだいぶしぼられただろうけど(素人でもこんな事情がわかってしまう最近の芸能界)、ドラマでの演技を見ていると、今後もずっとドラマや映画に出続けるんじゃないかなと思います。
他に気になるのは団地に住む江波杏子。
不気味でひきこもりのおばあちゃんです。セリフ、なかったな。顔さえまともに映らなかった。ほぼシルエットのみの出演。
でもテロップでは重役扱い。ま、いいんだけど。ってゆーか、江波杏子クラスなら当然なんだけど。
この江波杏子(佐野史郎に団地の情報を流す)が佐野史郎の過去も知っていそうです。
佐野史郎は団地を立て直したいだけの善意のヒーローなのか、それとも何か企てたいことがある悪者なのか・・・この謎を不気味にひっぱりまくるドラマになりそうです。
でも、不気味な佐野史郎がみていたいので、今後も見ちゃいそう。
この枠のドラマにはじめてはまりそうです。
佐野史郎「〇〇さんは(足立梨花の役名。忘れた)いい団地妻です」
足立梨花「団地妻って(と苦笑。でも、まんざらではないようす)」
このやりとりもくだらないけど、はまりそう。