デイジー・ラック みどころなし。鈴木伸之が好きなひとが見るドラマ
30目前に職を失い(会社が倒産)、結婚しようと思っていた恋人にも振られ・・・
これで頭にはげでもできたら完璧に「29歳のクリスマス」の山口智子です。
そう、既視感が激しいドラマです。
こういったドラマが山ほど失敗しているのに(アラサーが恋と仕事に苦悩するけど、最後は両方勝ち取る)、なぜまた作る。
特別おもしろいものを作れる自信でもあって制作したのかと思い視聴すると・・・ぜんぜんダメじゃん。
ラブリランのほうがよっぽどマシ。
NHKドラマなのに、なぜこんな失態を。
ここのところ脇でいい演技を見せていた佐々木希は脚本の陳腐さのせいか、また演技が下手に逆戻りしてしまったように見える。
いきなりパン屋で泣きはじめるとか、ありえない演技を求められるので、うまくいかないのもしょうがない。同情もしてしまいます。
バラエティ色の強くなった夏菜はキャリアウーマン(でも、男見る目がなくて、年下のダメ男といちゃいちゃ)で登場するも、とくに見せ場なし。
朝ドラヒロイン経験者って演技の面ではぱっとしない人が多いですね。夏菜も下手ではないけど、平凡です。
かわいくってスタイルはいいけど。それを言ったら佐々木希もそうなんだけど。
あとはバッグ職人のこじらせ女子に中川翔子、なんとなく不安な主婦に徳永えりが出てくるんですが、正直パッとした人が出ていません。
女子チームはあきらめて、男子チームをチェックすると・・・いました、数字が拾えそうな人が。
まずは鈴木伸之。かっこいいパン職人として登場。
厳しくかっこよく、優しく職人見習いの佐々木希に接します。
そりゃ「ほれてまうやろ~」というキャラで出ているわけですが、これだけのイケメンがこんな役をやると完璧すぎてなんだか、少女漫画みたいにもなる。
でも、まあ、見せ場は鈴木伸之のかっこよさです。
あとは磯村勇斗あたりもこまかく数字を稼ぎそう。
そう、これってイケメンドラマなんですよね、女子ドラマじゃなくて。そういう視点でみたほうがいいと思います。
三十前に急にパン職人にチャレンジ(佐々木希)って設定が、もういろんな意味で無理なんですよね。
これに共感とかリアルを感じる女子っていないと思う。
なので、女子を見るドラマではなく、男子をめでるドラマです。
他の出演者は佐々木希の母に片平なぎさ、夏菜の上司にMEGUMI、鈴木伸之の元カノに芦名星、夏菜のライバルに桐山漣(この方も小銭(数字)を稼ぎそうです)、佐々木希の元カレに浅香航大って感じです。
正直おすすめはできませんが、今ぶれっぶれに揺れているせいで、この手のドラマに共感しまくってしまうというメンタルの方にはいいかもしれません(イケメンで心も癒されるしね)。
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