眠れぬ真珠(最終回) 藤原紀香が叩かれすぎてかわいそう
まず大前提として、藤原紀香ってきれいだと思うんです。
年を考えると、ものすごくきれいだと思う。体も絞ってるし、肌もぴっかぴかに磨き上げてるし。金も時間もかかってる。贅沢の極み。
でもだからってボディラインや肌を自慢げにテレビで出しまくっていいわけではない。年齢的にね。
そうしたら叩かれる。
それをわかってないのか、止められるスタッフもいないのか、このドラマでもやってしまっているわけです。
まあ、紀香にしたら「そんなに出してないじゃん」って程度かもしれませんが、その考え自体が自分の年をわかってないよね。
そう、これで叩かれると思うんです。
石田ゆり子が逃げ恥で年下男(大谷亮平)といちゃいちゃしてるのは好意的に受けとられてましたが、あれは脚本が良かったし、決定的に違うのは肌を出したラブシーンがなかった。
年の差恋愛で女のほうが肌をちらりとでもだそうものなら、物欲しそうとか、色ボケとかなんとか突っ込まれるのは当たり前です。
だって生々しいもん。
いろいろ知ってる感じが滲んじゃってエロくなりすぎるんですよね。
本作で紀香と(ちょっと)濃厚なラブシーンを演じたのは鈴木伸之。
「鈴木伸之がかわいそう」なんてネットの書き込みが多かったようですが、そうでしょうか。
紀香ぐらいきれいな熟女と絡める機会なんてめったにないから、それはそれでラッキーなのでは?
いい経験です。しようと思ってもできることじゃない。
紀香が肌や体のラインを出してたことが叩かれてましたが、鈴木伸之の体についてもちょっとツッコミたい。
というのも、昔にくらべてだいぶしぼんでない? ってこと。
鈴木伸之ってハイローのころってもっとマッチョってゆーか、がっしり大きかったんですが、妙に細くなってような。
わざと絞ってるのかもしれないけど、昔のほうがかっこよかったな。
女子は「抱かれたい」、男子も「すげー」って思うような体だったんです。
今はそんな感じじゃないですね。女子は抱かれたいだろうけど、男子から見たら華奢だと思う。
ボディの話ばかりになってしまいましたが、ドラマのほうは、年の差がある二人が悩みながら、時に離れたりしながら、最後は年の差を乗り越えてくっつくというお話でした。
見どころなし。
ってゆーか、やっぱりラブシーンが見どころだったのかな。ツッコミどころでもあったけど。
それにしても、紀香って演技にはほんとに難ありというか、ちょっと叙情的にやりすぎるんですよね。
酔っちゃってる感じが半端ない。
更年期障害で苦しむ演技をしてたんですが、もっと重病で深刻な何かの病を演じているかのようだった。
恋愛の狂おしさにしても同様。
ちょっとやりすぎて、なんか欲求が強すぎる女子みたいなことに・・・
下手っていったらそれまでなんですが、なんというか表現しすぎなんだと思います。一生懸命すぎるんですよね。
この人、体育会系魂が強すぎて裏目なんだと思う。
安室のダンスじゃないけど、ちょっと抜けてるぐらいの感じがクールで上手に見えるんですよ、と誰かが教えてあげたらいいのに。
あれぐらいビッグになると、誰も口が出せないと思いますが。
さて、このドラマとは関係ないのですが、新年の芸能人格付けチェックを見てて思ったんですが、紀香って昔ながらのスターなんですよね。
正直で大袈裟なんです。いい人だと思う。
ありのままを出しすぎる。今の時代だと叩かれる人です。でも往年のスターはこんな感じだった。
ビッグマウスで大袈裟で主役感が強くて・・・悪いことじゃない。それだけのものを備えているし。
ワインのシーンで映ってたけど、紀香の横顔って完璧ですね。すごいきれいなラインだった。日本人であんな人そうそういない。
あと、上も下も真っ赤のぱっつぱつのパンツスーツを着てましたが、見事なスタイルでしたね。
あの年であんなの着れないよ普通。
スタイルいいからって着ちゃう神経もまずいけど、でも着こなしてるってのがすごかった。
ただ、スタイルが良くてもあまり強調しすぎない中山美穂とか浅野ゆう子のほうが知恵はあるなと思った。
特に浅野ゆう子の「控えめさ」を装ったゴージャスさというか、細部までの完璧さには頭がさがります。経験と金の力がすごいよね。
あと、紀香が真っ赤っかすぎてセットの赤と同調してしまったのを伊東四朗が的確に突っ込んでたのがおもしろかった。
伊東四朗っていいおじいちゃんだわ~。今年も活躍してほしいです。