東京センチメンタル ヒロインは吉瀬美智子。吉田鋼太郎が青柳翔をサポートする
ということで、季節の変わり目の東京センチメンタルのスペシャルです。
レギュラーは吉田鋼太郎、高畑充希、片桐仁。
ゲストは、ヒロインに吉瀬美智子、青柳翔などでした。
今回は三角関係でしたね。めずらしい。過去にもあったかもしれないけど、相手の男(青柳翔)がこれだけたくさん出たのは初めてだと思います。
内容としては、過去の不倫で傷ついて前に進めない(恋愛に踏み出せない)料理教室の先生、吉瀬美智子に、教室の生徒で花屋の青柳翔が想いを寄せますが、吉瀬美智子は過去のトラウマ(不倫のせいで、相手の娘が出てきてごたごたしたりした。そのせいで転職もした)のせいで、一歩を踏み出せないといった具合。
そこで、(彼女探しに)教室に通い始めた吉田鋼太郎が二人のサポートをして、カップルにするというものでした。
内容としては平凡。
はじめから結果もわかる展開ですが、それでいいんです。このドラマは吉田鋼太郎の中二のような舞い上がりを楽しむドラマなので。
ということで、吉瀬美智子は男としてではなく、友達というか、人生の先輩のようなポジションとして吉田鋼太郎と仲良くなりますが(ちょっと甘える感じ)、これを鋼太郎が見事に「恋愛」と勘違い。
今回も吉田鋼太郎の中二のようなつぶやきが(地味に)さえまくります。
しかし、今回はヒロイン、吉瀬美智子が秘かに好きな相手、青柳翔もかなりな存在感であつかっているので、吉田鋼太郎の空回りもちょっと少なめ。
内容としてはいつもよりしっとりと落ち着いてました。残念。もっと吉田鋼太郎にはっちゃけてもらいたかった。
面倒見の良い吉田鋼太郎は、二人の思いを知り、キューピット役に徹します。この展開、今回が初ですね。これまでも、そっと背中を押すぐらいはしてたと思うんですが、こんなに積極的に「応援」というのは初だったと思います。
その点は新鮮でした。
さて、残念だったポイントが一つ。
それは舞台として取り上げられた御茶ノ水の魅力がいまいち伝わらなかったこと。御茶ノ水ってもっと素敵な街だと思うんですが、あまりピックアップされませんでしたね。
やたらとニコライ聖堂をこすってましたけど、もっとほかにも魅力的なものがあるだろと思いました。
あと、いつもなら具体的な店やその店の看板メニューが出たりするのですが、今回はそれはなし。リサーチ不足、手配不足を感じました。
毎週の番組じゃないんだから、もっときちんとリサーチせんかい(もしくは場所を変えろ。お茶の水にこだわらないといけない内容でもないんだから)。
吉田鋼太郎と高畑充希のおもしろいやりとりは相変わらずで、これは楽しめました。
この二人の組み合わせっていいです。色恋な感じは出ませんが(親子、下手したら孫と祖父に見える)。
吉田鋼太郎が吉瀬美智子を前に、手をつなごうとしたりして、ひとりつぶやき妄想が繰り広げられるシーンを見て、おっさんずラブを連想しました。
相手が田中圭だったら、まんまおっさんずラブなんだよね。
これを見て発案された企画かどうかはわかりませんが、そういえばあっちはレギュラーでスタートするんだったなということを思い出しました。