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ホリデイラブ(最終回) 松本まりかをあそこまで悪者にするのはどうかと思う

ホリデイラブの最終回、おもしろかったです。

松本まりかの出るシーンだけおもしろかった。ってゆーか、松本まりかのちょっと気のふれたような演技は見応えがありました。

ちょっと気になったのは、あまりにも「悪」の要素を松本まりかに集中させすぎだったこと。

たしかにいつまでもあり得ない夢を見て、周囲に迷惑をかけ続ける松本まりかは悪い。

一番悪いのは松本まりかだということは確か。

しかし、トラップにひっかかったとはいえ(未遂も含む)、一度はチャラついたことをした仲里依紗夫婦があれだけ「善」に描かれてはたまらない。

それは旦那の中村倫也も同様。改心したからって、これまでしたことの全てがチャラになるってわけじゃない。

復縁を申し込んだ中村倫也に対し、ひどいことをしたほうは水に流せてもされたほうは一生忘れない、と松本まりかが言ってましたが、まさにその通り。

人間関係は覆水盆に返らずなのでございます。だから、恨みは買っちゃいけません。

塚本高史の会社に乗り込んで、自分との不倫関係を暴露する松本まりかの演技はなかなかのものでした。

舞台での演技を見てるようだった(演出がそうしたんだろうけど)。

かる~くいっちゃってる感じがGOODでした。

この方、アニメ声なのに、声の通りとか言葉は明瞭なんですよね。そこもまたすごい。

この暴露の際に松本まりかは「自分はすべてを失った。でも、それは自業自得」と口にします。

狂ったようなことを連発した松本まりかでしたが、どこかまともというか、善良な部分が残ってるんですよね。自分のやったことが俯瞰できている。

このあたりの弱さ(まともさ)ゆえに、ほんとに欲しいモノを奪いとることができなかったのだと思います。

敗者ってどこか善良で、勝者ってどこか厚顔なもの。

それを表したものが松本まりかが塚本高史に放ったセリフに含まれてました。

「ずるいのよ~」

そうなんです。ずるいんです。改心しようが、大事なひと(仲里依紗や娘)を守ってようが、ずるいもんはずるいんです。

美味しい汁吸って、自分だけ無傷で逃げようとしたんだから。

しかも、この後、松本まりかは道路に飛び出しひかれ、「一命はとりとめた」状態(つまり重症。後遺症も考えられる)となります。

踏んだり蹴ったりです。人の家庭を荒らした罰としては重すぎるのでは?

そんな松本まりかに中村倫也が手を差し伸べるかと思えば、そんなことはなく、中村倫也は婚活に走ります。

ほんとにとんでもない男。しかも、仲里依紗の姉と出会っちゃってるし。

この二人が出会うなんて、距離の問題はどうなった? 中村倫也は東京に転勤になったの?

最後の最後でツッコミどころが満載でした。

ツッコミどころといえば、一番ひっかかったのは、松本まりかの二人の子供が、まりかより中村倫也を選んだこと。

なんでそうなんの?

1.何年も育ててくれたのは母だが、子供の記憶はすぐに塗り替えられるもの。母への感謝や愛情は、数か月がんばってくれた父に上塗りされてしまった

2.母親はまた自分たちから離れるかもしれないので、父親を選んだ

3.接してみたら意外といいやつだったので、父のほうを選んだ

4.父親についていったほうがいい生活を送れそうだと野生の勘が働いた

結構いろいろなケースが考えられますね。

冗談はさておき、最後には子供にまでそっぽを向かれた松本まりか。

最後は松本まりかをけちょんけちょんにすることで、ドラマとしてはものすごくまとまっていましたが、松本まりかだけが極端に不幸になるという終わり方にはちょっと?マークがつきました。

 

↓↓松本まりかが声優として参加↓↓


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