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刑事ゆがみ 窃盗の過去がある女に市川由衣、キャバ嬢役に久松郁実と(久々に見た)芹那

今週はお涙ちょうだいが見え見えすぎた展開。でも、おもしろかったけど。

過去の罪(窃盗)のため、子供と離れ離れに暮らしながら頑張っている市川由衣。

しかし、焦ってお金を貯めていたため(子供と暮らすため)、犯罪にまきこまれます。

それに気づいた市川由衣は正しく生きようと、被害者のため、加害者から現金を奪おうとし、殺されてしまいます。

そして、市川由衣を殺した男は男で、これまた哀しい。

銀行を定年退職した男は孤独な暮らしをしています。

そこへ舞い込んだ仕事の誘い。

男は詐欺団の手先として働くようになり、久々の「仕事」の充実感に現実を見失っていきます。

そして、自身から金を奪おうとした市川由衣に手をかけます。

こんなストーリーでした。

刑事ゆがみは犯罪者のセリフの中にひとひねりあるものがあり、そこにドキッとさせられます。

たとえば、板谷由夏が狂言誘拐したときは、「(誘拐となったから)夫と人前に出れて気持ちよかった~」とか「(夫の不倫相手が関係を示すために置いて行ったブラジャーが)なかなか燃えないのよね」とか、なかなかにせつないものを織り込んできます。

原作で書かれてるんですかね。

セリフが秀逸だと思います。

今回も捕まった男が「(刑務所では)働けますか?」と刑事に聞きます。

刑事が「働けるよ。凶悪犯たちと並んで寝ることになるけど」というと、男は「一人よりいい」と答えます。

働かないことしかしらない男、働く喜びしか手にしてこなかった男、そして今はとてもひとりぼっちの男、そんな男の悲しみが取り調べの最後のやり取りで一気にあぶり出されます。

哀しくて良かったです。

あと、ひさびさに芹那を見ました。

不思議ボイスは健在。でも、ほっそりときれいになっていたような。そんなことない? どっちでもいっか。

久松郁実は芸能人にしてはおぼこい感じだけど、ドラマだと意外にリアルな人間に見えた。

美人すぎないっていうのが武器になるかも。

これから脇でちょいちょい見るようになるかもしれません。

刑事ゆがみですが、これより一回前のりょうがゲストに出た回も評判が良かったみたいですね。

NHKで安室奈美恵の「告白」をやってたので、飛ばしちゃったんですが、こっちを見とけばよかった。

安室奈美恵の「告白」って退屈だったんだもん。

めちゃめちゃファンならあれでもうれしいのかもしれないけど、そこそこファンとか興味本位で見た層からは「だいたい知っとるわ」とか「予想つくわ」って声が飛びそう。

なんでもかんでも(嘘もね)ネットに出てしまう現代では、あの程度のきれいな内容では、不満を覚える人も多いはずです。


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