ドラマ離れは進んでない? タイムシフト視聴率はテレビ局の言い訳?
視聴率、タイムシフト視聴率、総合視聴率。この違い、わかりますか?
視聴率はこれまでのいわゆる視聴率。
タイムシフト視聴率は録画視聴率。
総合視聴率は、上の二つを足して、重複分を省いた視聴率。
これで10月期のドラマの視聴率をみてみると、
ドクターX、20.4、9.5%、28.3%
逃げ恥、12.5%、13.7%、23.4%
ドクターXは視聴率は20%超えで圧倒的ですが、タイムシフト視聴率は10%を切ってます。それでも、総合は30%近いですが。
一方、逃げ恥は、視聴率の12.5%を超えるほどのタイムシフト視聴率(13.7%)があり、総合視聴率は20%を大きく超えています(23.4%で、ほぼ4人に1人が見ている計算になります)。
たぶん逃げ恥の視聴者層のほうが若く、ドラマにじっくりはまっているのも逃げ恥の視聴者層だと思います。
ドクターXは幅広い層に気楽に見られているんだろうなーと推測されます(気楽に見られる水戸黄門的なドラマは大切)。
でも、こんなふうに視聴率をはかりはじめたら、過去の高視聴率ドラマなんて、50%を超えてたものも出てきますよね。ドラマの録画率は過去も高かったはずなので。
広告枠を買うスポンサーにとって、この情報が有益なんでしょうか?(スポンサーにアピールするためにこーゆー視聴率を作ったんでしょ?)
なんだみんなドラマ見てんじゃん。じゃあ、お金かけてもいっか~なんて流れにはならないはずです。
基本、録画したもののCMは見ないもの。
逃げ恥の途中に大谷亮平が出る車のCMが流れますが、あーゆーCMは見るかもしれないですね。
とゆーことで、録画視聴率がどんなに高くても、スポンサーの利益にはつながらないのです。
と、素人は分析します。
実際はどうなんですかね。
スポンサーもシビアになってるから、似たような意見のお偉いさんは多いと思います。
どうしてもテレビ局の言い訳みたいに思えちゃうんですよね。
こーゆー数字を出しはじめると、「じゃあ録画視聴率で見ている人の何割がCMも見てるんだ」という数字を求められるはず。
そうするとモニターが集められ、また数字が採取されるわけですが、そんなふうにいろんな条件を経て集めた数字って、どうなんですかね。
あんまりアテにならないような・・・(そんなこと言ったらすべてのマーケティングがそうなんですが)
とにもかくにも、これだけの人がドラマを見てるってことですね。結果、そんなにテレビ離れしてないってことになるんですけど・・・あ、でも、重要なことに気付きました。
録画しただけで見ないってこともあるんですよね。私もよくやります。
やっぱりこの数字の信憑性、ちょっときつくないですか?