いい年なのにテレビっ子!

テレビの感想や芸能ネタなどのつぶやきリポート

カルテット 唐揚げにレモンであんだけこねくりまわすのはちょっとどうかと思う

初回の視聴率、9.8%だったそうです。10%いきませんでしたね。

松たか子の久々の主演ドラマにしては物足りない数字。テレビから遠ざかっていたので、仕方ないかもしれません。

内容も前のドラマ、逃げ恥に比べてると重いトーンだし、視聴者がうまく被らないかも。

でも、松さん、素人目にみてもやっぱり演技力は抜群です。松さんがおもしろい。

物語ですが、松さんが主人に失踪された主婦で、その主人の母親がもたいまさこ。

もたいまさこが息子を松さんに殺されたと思っていて、その証拠をつかむためにお金を使って、満島ひかり、高橋一生、松田龍平を松さんに近づけます。

松さんは仕組まれた「偶然の出会い」にのっかり、四人でカルテットを組むことに。

軽井沢での共同生活もはじまり、四人の交流がはじまります。初回のあらすじはざっとこんな感じ。

メインの四人が演技がうまいので、スムーズに話が流れます。

坂元裕二さんの脚本はセリフが多いですが、やりとりもスムーズ。

そのセリフですが、唐揚げにレモン云々の長いやりとりをみたときは、これ(このドラマ)は合わないかな~と思いました。

十代とか二十代はああいった会話が楽しいようですが、ちょっと年がいってる自分には辛いなと。

ただ、坂元裕二さんのドラマはほんとにセリフが多いので、ちゃんとフックになるというか、ひっかかるセリフもあるんですよね。

だから、合わないな~って思ったりしながらも、見てしまう。結果、プラマイゼロになるので。

ただ、見るほうも演じるほうも燃費が悪いなとも思ってしまいます。

素人からしたら大量にセリフが書けるだけでもすごいとは思うんですが、プロの世界だとどう見られるんでしょう。

もっと打率あげて、と思ってるスタッフもいるかもしれません。

今回は松さんの事情しか描かれませんでした。今後、ほかの三人の事情も描かれていくのでしょう。

いまはまだ、松田龍平の親族が大物っぽいとか、高橋一生が年いってるわりにヘアサロンのアシスタントだという程度の情報しか出ていません。

今後に期待。

ただ、坂元裕二さんの描く人の事情みたいなものが、いささか古いというか現代に則してないこともあるので、そこは不安要素です。

人の事情なんて、古くからある程度決まっていてパターン化しているものですが、でも、あんまり前時代的なものをもってこられるとノれない。

他の出演者で気になったのはイッセー尾形さん。

ドラマで見るのは珍しい方です。なんだか演技がどうとかっていう前に、人の力みたいなもので押し切ってましたね。素敵です。

あと、八木亜希子。八木さん、このごろちょいちょいドラマで見たりするけど、アナウンサーより女優としての仕事を増やしていくのかな。

需要はありそうですが。ここ数年、明石家サンタでしか見てなかったので、なんだか懐かしい感じでした。

おそらく今後ちょっとクセを出してきそうな役についてたのが吉岡里帆。

にこやかだけど目が笑ってない役です。吉岡さん、言われればそんな感じもしますね。脇の中では結構大きな存在になってきそうです。

最後にもたいまさこ。もたいさんが誰かを憎んだり、疑ったりってゆー重い感じの役をしてるのを見たことがないので(あったかな?)、どんな感じになるんですかね。

もっと静かなスタートになるかと思っていました。初回でこんなに盛りだくさんの内容になるとは。

今後に期待がもてます。