いい年なのにテレビっ子!

テレビの感想や芸能ネタなどのつぶやきリポート

カルテット 自分から逃げた夫、宮藤官九郎がずっと好きだった松たか子の気持ちが痛くてせつない

今週はものすごいコミカルにスタートしたのに中盤からは「泣かせ」モードで、起伏のある展開でしたね。

出だしは先週の続きから。しかし、吉岡里帆、すごい役やりますね。いやな女です。上手いけど、好感度落ちそう。

あれぐらいで死ぬとは思わなかったけど、やっぱり生き返りましたね。

雪山で滑って流れる高橋一生がおもろかったです。

転がってきた獲物籠が直撃してたのは偶然? あれも狙い? 狙いだったらすごいです。ナイスタイミング。

今週は男性陣(高橋一生と松田龍平)が登場少なめ&コミカルに遊んでいる間に、女性陣(松たか子と満島ひかり)はシリアスでしたね。

松田龍平、出番少なかったし、他の共演者との絡みも少なかったけど、スケジュールの都合かなんかなのかな?

松田のおにーちゃんがちょっと足りない。そんな物足りなさがありました。

ドラマは中盤からいきなりシリアス&切ないモード。

満島ひかりが泣きながら楽器演奏するあたりから、結構泣かされました。

やっぱり松たか子はうまい。

涙腺を刺激されまくりました。

宮藤官九郎とふざけてるシーン(ガウンの前をがばっとはだけるやつ)でさえ泣いてしまいました。

松さんの「抱かれたい」ってやつも生々しかったですね。リアルな男と女の物語が描けていました。

ところで、コンビニ強盗って、あんなに逃げた後でも捕まるものなの? 

もう逃げ切れるんじゃない? 出頭しなくていいんじゃないの? って思ってしまった。

いろいろあったのに、結局二人とも今でもお互いが大好きという結果がなんとも痛々しかったですね。

宮藤官九郎の「ずっと考えてた」とか松たか子の「ずっと好きだった」とか、セリフはひねりがないんだけど、なんかずしーんと来るものがありました。

本心を語るときにシンプルになったりするのって、なんかリアルです。

「忘れたことなかった」とか、結構陳腐ですよね。でも、良かったです。ほんと、ずしーんと来た。

そこまでに十分に温められていたから、ちょっとした言葉ですぐに沸点にあがっちゃうんですよね。

そーゆーときは下手にこねくりまわしたセリフは必要ないってことです。

ということで、今週のあらすじです。

松たか子の楽器を盗もうとしている吉岡里帆ともみ合いになり、宮藤官九郎は吉岡里帆をベランダから投げ落とします。

吉岡里帆が死んだと思い、焦る宮藤官九郎。そんななか、松たか子が帰宅して、夫婦(松&宮藤)が再会します。

宮藤官九郎が吉岡里帆を殺したと思った松たか子は、死体をどこかに隠そうとして、満島ひかりに別れをつげ、宮藤官九郎と出ていきます。

しかし、吉岡里帆は死んでおらず、二人は東京に戻ることにします。

そんなとき、松たか子の前に満島ひかりが立ちはだかります。「帰ろう」という満島ひかりの手をはなし、松たか子は宮藤官九郎と東京へ戻ります。

東京の自宅に到着し、夕食を楽しむ二人。

二人はお互いの気持ちをぶちまけ、今でもお互いを好きであることを確認します。

そして、二人で離婚届を提出した後、宮藤官九郎は失踪中に犯した罪(コンビニ強盗)を償うために、警察に出頭します。

松たか子はまた以前のように軽井沢での三人との共同生活に戻ります。

なんだろ、あらすじにしたらいやにあっさりして、泣きポイントがゼロになっている。

残念。

もっと文章力を磨かないといけませんね。坂元裕二先生の脚本はほんとに難解。

そこもうまく表現できないから、あらすじにするとあっさりしちゃうんですよね。

松たか子の夫婦問題も終了し、来週からはいよいよ四人の恋模様が描かれるようです。

やっとこの四人がガチャガチャしはじめるんですね。

楽しそうです。

松たか子&松田のおにーちゃんの展開が気になります。

この二人、なんか雰囲気が合うんですよね。

宮藤官九郎&松たか子は妙に切なくて生々しかったけど、松&松田の場合は、ほんわかしてて夢物語みたいな地に足のついてない感じがいいです。

とゆーことで、静かに追っかける松田龍平(あまり必死さはない)&乗り気かなんだかよくわからない松たか子(でも嫌いではない)のカップルの行く末が気になりまくります。

来週のカルテットも楽しみです。