いい年なのにテレビっ子!

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突然ですが、明日結婚します 高岡早紀にいたぶられる西内まりやは悪くなかった

高岡早紀はちょっと人をこばかにしたような演技が絶品です。

別にぜんぜんひどいこと言ってないのに、相手にものすごいダメージを与えている。

美人で上品で優しげなのにあんなにストレスフルな雰囲気が出せるなんてすごい。

そして、高岡さんにいたぶられた西内まりやですが、悪くなかったですね。

西内さん、元気に明るい役より、ちょっとじめっとしてていじめられるぐらいの役のがはまるのでは?

このシーンを見てて、なぜかショムニの江角マキコのセリフを思い出しました。

「女の価値は男の数」

そうなの?

でも、年齢だけじゃないですよね、女って。若いから年をとった女に勝てるってわけでは全くない。

高岡早紀の余裕の演技を見てて、絶対に若い女優(西内まりや)なんて馬鹿にしてるなと思ってしまいました。深読みすぎ?

それにしても、このドラマの視聴率悪いですね。またワーストを更新したとか。

今週の内容もさえなかったので、来週はさらに数字が悪くなるかも。でも、これ以上下がると4%台に突入です。

ゴールデンタイムのドラマとしてあるまじき数字。

フジテレビは数字の悪さを説明するときに、FODなどの見逃し配信の視聴回数は多いって言い訳してますけど、チェックしてみたら「きみはペット」(ど深夜のドラマ)に負けている。

「銭の戦争」にも当然負けている。どこが「視聴回数は抜群にいい」の? 

疑問です。

特定の年齢層にリーチしてるってことかもしれないけど、いい大人(それもポジションの高い超高給とり)がそんな「こねくりまくった言い訳」をしてはいけません。

スポンサーがマジできれちゃうぞ。

話をもとに戻します。

西内さん、同棲したばっかりだというのに、いきなり苦悩してて暗いんですよね。

三か月ぐらい経って、「あ~あ、やっぱり合わなかったな~、同棲なんてするんじゃなかった」みたいな顔にいきなりなってますけど、何、これ?

無軌道にいちゃいちゃする時期がほぼほぼない同棲ってなに? 

もちろん、そーゆー同棲もあるでしょう。冷静な大人の同棲。でも、その場合は結婚ありきの同棲です。

このドラマだと成立しない。

それこそ「きみはペット」みたいな特殊な同棲なら、いきなり倦怠期みたいな状態になっても納得ですが。

ちょっとスムージー作って、掃除して、食事作ったら帰ってこなくて、それはそれで腹立つだろうが、それぐらいでいきなり「私ばっかり家事やらされてる。私だって仕事忙しいのに」とぶんむくれモードに入られても、そりゃあ男だって「勝手に頑張って、勝手に怒ってる」って思ってもしょうがない。

それを西内まりやは「空回り」と(セリフの中で)表現していましたが、「空回り」というより「一人よがり」といったほうがしっくりきますね。

このヒロイン、共感しずらいと思います。共感ポイントがない。

なんか常に一人で盛り上がって、一人で盛り下がって、深刻タイムが長いし、どうも若さに欠けるし、若々しさがないのに思慮深さもない。

なんとも応援のしがいがない感じ。

あと、気になったのは、あんな数億円するペントハウスに住んでるのに、部屋の隅っこしか使ってなくて、なんか貧乏くさい。

わざとだろうと思うが、あんなにしみったれた部屋の使い方をしなくてもって思ってしまう。

どうせ時代に逆行してペントハウスなんて設定を使うなら、いっそものすごいバブリーに使えばいいのに。

細部に至るところまで、何がしたいのか全然わからないのがこのドラマの最大の特徴です。

でもって、今週のあらすじです。

フランプール山村と同棲をはじめた西内まりや。

でも、結婚の期待をもたせないために、家族には中村アンらと女性三人で暮らしてるという嘘をつきます。

また、高岡早紀は西内さんを呼び出し、過去に山村さんと関係があったことをほのめかし、「彼には幸せになってほしいのよね」と西内さんを挑発します。

西内さんは高岡さんに呼び出されたことを忙しそうな山村さんに言えずに悶々とします。

女三人で暮らしているという嘘は、すぐに西内さんの弟、奏(これは役名)にばれます。

奏に同棲のことをばらした山村さんを責める西内さん。「親に結婚の期待をさせたくない」という言葉に山村さんも反論できません。

同棲がうまくいかない二人ですが、話し合うことでわだかまりが溶け、再びラブラブモードへ。

そんななか、山村さんの二股疑惑ということで、山村さんと西内さん、山村さんと高岡さんの写った写真がネットニュースに載ります。

こんな感じで次回へ続きました。

いきなりですが、三寒四温という言葉がありますよね。

このドラマのクオリティ、それに似た感じがあります。

先週ちょっとおもしろかったと思ったら、今週は盛り上がらない。

かといって、一進一退ってほどの勝率もないから、三歩進んで四歩下がってるぐらいの感じですかね。

三寒四温でもないか。

もう、どうでもいいですけど(頭良さげなことを書こうとして挫折した自分にうんざり)。

それにしても、口論してた二人が「カップラーメン」で仲直りし、そこから「ごめんね」と「ありがとう」の応酬。

この不自然さ。

で、この不自然さをひきずったまま、「そんなに無理しなくていいよ」的な会話が始まるわけです。

でもって、心ほぐれた二人がお互いに無理するのは止めようという同棲の基本にやっと思いいたります。

と、ここまで書いてきて投げ出したくなってきた。どう考えても流れがおかしい。

しかもこの二人、なんともうまくマッチしない二人なのに、いちゃいちゃシーンというか、ラブシーンはなぜか初々しさがないんです。

なれきった関係に見える。

かといって相性も良くなさそう。

好きでもないのにさみしさを埋めるために適当に付き合った二人が、それほど好きでもないからベタベタするにも遠慮がないというか、照れみたいなものもないという感じ。

いろんなステップを飛び越えて、いきなり同棲してしまったせいか、恋人同士というより、もっとライトな関係(〇フレ)に見えてしまって何ともいえない気持ちになる。

THE TOKYOって関係ですね。

「ああ、あなたがいれば~、ああ、うつむかないで~、歩いて行ける~、この東京さば~く~」

そんなメロディが頭に浮かびます。

こんなにすさんだ見方をしてるのは私もふくめごく少数の人間でしょうが(他にいるの?)、なんか違和感が・・・と思って見ている人は少なくないと思います。

何をどう直せば、そういった雰囲気が払拭されるかは指摘できないんですが、その点をズバッと修正して、「おおっ、さすがフジのドラマ班!」と視聴者に思わせてほしいものです。

きっと、来週こそ! 

打ち切りかなどとネットニュースには出てますが(短縮はすると思う)、視聴者はまだまだ期待しております。