ラブリラン 空港で中村アンと古川雄輝がくっつくという超べたなオチで終了
やっぱり最後は中村アンと古川雄輝がくっつきましたね。
それも空港で、土壇場で(古川雄輝が海外に行く直前)結ばれるという超べたな展開。
途中の右往左往はいったいなんだったんだ?
振り回されていた周辺の人間(とくに大谷亮平)がかわいそう。
繊細で傷つきやすいくせに、周囲の傷には妙に鈍感な二人です(まあ、気遣ってはいたけどさ、結局は自分の想いに走っちゃたんだしね)。
予想通りのオチで、まあ、これは期待してる人も多いだろうから、これで良しという感じ。
これで二人が別れたら、ほんとに「なんだったの?」ってドラマになってしまう。
このドラマ、最近の若者(アラサーが若者かという問題は置いといて)の恋愛としてはリアリティに欠けていました。
というのも、今のアラサーはこんなに恋愛で四苦八苦しないもの。
こんなに大変な恋愛ならとっとと捨ててしまいます。めんどくさいって。
で、こんなにめんどくさい思いをこの私にさせるあなたなんて嫌い、ってな思いを抱くので、いい思い出にさえならない。
ひどいありさまです。
職場のこのあたりの年齢の男女を見ていると顕著なのですが、最近のアラサーや30代はとにかく傷つけられるのが大嫌い。
この私に、何を! って感じで過剰なんですよね、防衛が。
何も取柄がないのに妙にお高いのもこの年代の特徴。
で、人のことはけちょんけちょんに上から評価するんですよね。
自分以外はみんな馬鹿でくずって思ってるんだろうなー。
そうなれたら気持ちいいでしょうね。現実にすっかりうちのめされて自信のないアラフォーにはちょっとうらやましいとも思える(でも、ああいった人は40代ぐらいで壊れる可能性が高い、精神的に)。
過剰防衛だけならぜんぜん許せるんですが、許せないのは、過剰防衛のくせに攻撃性が高いこと。
10の力で傷つけられたら、150ぐらいの力でやり返してるんですよね。半沢も真っ青の倍率。それでもぐちぐち言ってる。
正直、見てて恐ろしい。もちろん不快だし。いい年の人間に対して、親の顔が見てみたいという感想を抱くことがものすごく多い今日この頃で、とまどってしまう。
年齢じゃないよ! 人によるよ! っていわれそうですが、そんなことはないんですよ。
ほんとにね、年齢がさがるごとに確実に心が狭量になっています、現代人は。
とんでもないジジイババアがニュースに多数取り上げられてるのも事実だけどね。
ちょっと脇道にそれましたが、そーゆーわけで、このドラマみたいに二人が結構傷つけあって、三歩進んで二歩さがるって感じで効率が悪い、みたいなドラマってアラフォー以上にはリアルに響くかもしれませんが、アラサーにはあまり届かなかったのではないかと思います。
一度でも、ちょっとでも傷つけられたら怒り狂ってシャッターを下ろす彼ら、彼女らにとって、こういった恋愛は憧れの対象にさえもはやならないのではないでしょうか。