４月ドラマのひとこと感想 面白いのは木村多江＆吉田鋼太郎
４月のドラマ、出揃いましたね。
ざっと感想＆ツッコミをまとめていきます。
・おっさんずラブ
スペシャルドラマから連ドラに格上げです。見どころは田中圭に恋する吉田鋼太郎。
最初は気持ち悪がられますが、徐々に田中圭の気持ちを揺らしていきます。吉田鋼太郎のヒロイン演技に注目。
また、スペシャルでは設定されてなかった吉田鋼太郎の妻、大塚寧々が登場。
吉田鋼太郎の家庭も描かれるということで、さらに吉田鋼太郎に重点が置かれます。
・ラブリラン
深夜ながら中村アンが主演（初じゃないですかね）。
せつない女心を丁寧に描こうというドラマです。中村アンはせつない感じをひねり出すこともできるのですが、ベースの演技がだめだめ。
中村アンの上達にドラマの成否がかかるという博打のような企画です（相手役の古川雄輝はこの手のドラマを盛り上げるのが上手いです）。
・ヘッドハンター
江口洋介、小池栄子、杉本哲太、平山浩行が出演する大人のドラマ。テーマは転職。
このテーマ、ドラマで扱ってそうで、あまり扱ってなかったためどう転ぶかはわかりません。
大人向けのドラマなので中高年を満足させることができたら成功。
・崖っぷちホテル
途中で挫折しました。笑わせようという意図が滑りまくってる感じが見ててつらい。
岩ちゃん人気でどこまで数字を支えられるか。内容よりもそっちの興味がいってしまいます。
・コンフィデンスマンＪＰ
おもしろいです。小さな伏線まで丁寧に回収していきます。
出演者も長澤まさみ、小日向文世をはじめ、演技上手。
丁寧でぬかりのない脚本、達者な演者たち・・・素晴らしいのですが、「どう、俺たち上手いでしょ？」といった感じもにじみ出てて、それがちょっと鼻につく感じも。
美人すぎてモテない。数字がいまいちなのは、そんなところかもしれません。
・Ｍｉｓｓデビル
菜々緒がドＳコンサルタントにドハマりしてます。
しかし、菜々緒がリストラすることで、結果、被リストラ対象者は「これで良かったんだよね」と感じてしまうという「めでたしめでたし」な内容となっていました（第二回目）。
これが続くと、さすがに茶番感が強くなってまずいだろ。毒の強い回も必要かと思います。
あと、一番違和感があるのは安室奈美恵の主題歌。なぜ、ＢＯＤＹ ＥＥＥＬＳ ＥＸＩＴをテーマ曲に選定したのか。
内容とまったく合ってないと思うんですが。
あれを使うなら、妖怪人間ベムのテーマとかでも良かったのでは？（菜々緒のメークに合ってるし）。
・あなたには帰る家がある
木村多江のドラマです。とにかく木村多江の鄙びた感じ＆やらしい感じが素晴らしいです。あと、何を考えているかわからない＆何気に図太い感じが最高。
木村多江に興味がありながら、小心で不倫に逃げ腰の玉木宏をうまくリードしていってます。
時々でいいから、（互いの）家庭を壊す気はない、奥さんなんて呼ばないで・・・（見ようによっては爆笑セリフの数々）
涙ながらに訴え、もう不倫は止めようと思っていた玉木宏の気持ちをぐっと引き戻します（第二回目）。
このドラマの見どころは木村多江の女力というか、魔性な感じです。
ちょっと古いエロ映画のような、ぬめっ、じとっとした感じが上手く出ています。回を追うごとに、木村多江に注目が集まるのでは？
・正義のセ
吉高由里子が、かつてないほどにはまらない役を演じてます。
ちょっとアホっぽい（でも可愛い）吉高由里子に検事の役はさすがに無理があった。
でも米倉涼子だってスーパードクターやってんじゃんってツッコミがありそうですが、あれはあれ。
おかしなことは二回も三回も起こらないんですよ。
あと、破天荒キャラな医者は世間にあふれてますが、検事はさすがにね・・・
そういったところのチョイスのミスが大きく響いていると思われます。
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