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Missデビル 菜々緒「よくしっぽをふる犬も会社には必要です」

Missデビルの初回ですが、とても面白かったです。

全然期待してなかったんですが、いい意味で裏切られました。

この枠は学園モノだったり、マンガ原作のドラマが多かったりするのですが、今回は意外に社会派です。

でも、単に会社のドロドロを描くのではなく、あり得ない荒業を使ってリストラを進めていく人事コンサルタント、菜々緒を設定することで、エンタメ感を演出しています。

菜々緒ですが、スタイル良すぎ、美人すぎという欠点(?)のため、何をやってもはまらないという印象だったんですが、今回はドハマりです。

鬼メイク(濃いし、怖い)、スリットの異常に入ったミニスカート、ものすごいピンヒール、普通の人がそんな衣装を身につけたらコントなんですが、菜々緒だから着こなしています。

人間離れした容姿を十二分に活かし、特異なキャラを構築することに成功しています。

見た目って大事ですね。このちょっと異様な見た目のおかげで、菜々緒がするハチャメチャなことも、見てるほうにすんなり落ち込んできます。

初回は新入社員研修で50人の新人のうち40人を切るというもの。舞台はブラック企業ではありません。老舗の大手損保会社。

しかし、そんな大手損保も台所事情は厳しいものとなっています。それを把握した菜々緒は新人の人数は10名が適正と判断し、40名を研修で振り落とします。

これにGOを出しているのが損保会社の社長、船越英一郎で、反発するのが人事部長の木村佳乃、戸惑いながら静観しているのが会長の西田敏行となります。

新人研修では多くのものが自分から辞めていきますが、残り一人は菜々緒が選択することに。

菜々緒は親が財務省(だったかな)で働いていることをいいことに、新人の中で幅をきかせ、いじめをしている有名大卒の新入社員を最後の一人として切り捨てます(いじめで暴力をふるっている現場を録画して、それで追い詰める)。

これは意外でした。いじめられている新人を「弱いモノはいらない」と切り捨てるかと思いきや、心のある(?)判断をします。

今後も菜々緒は意外に人情派な面を見せたり、そうかと思えば冷酷な選択をしたりと、視聴者を裏切り続けるのでしょう。この流れは面白くなりそう。

リストラに関しては一話完結で進みそうですが、全ての話に通じるものとして菜々緒のトラウマ(過去)があります。

菜々緒は少女時代に満月の夜に自宅(? どでかい洋館です。もともと金持ち?)が全焼しています(それで家族も失った?)。

そういったこともあり、冷酷なキャラとなったようです。菜々緒の過去についても少しずつ解明されていくのでしょう。

菜々緒はリストラを推進する室長となり、船越英一郎の手先として今後は社内のリストラを進めていくようです。

それを嫌々サポートさせられるのが、Sexy Zoneの佐藤勝利。

佐藤君、初めて見たんですが、ものすごいイケメンです。ジャニーズってやっぱり層が厚いですね。

初回で印象的だったセリフは、菜々緒がいじめを主導している新人のとりまき(こいつらは会社に残る)に放ったもの。

「よくしっぽをふる犬も会社には必要です。いい上司を見つけてくださいね」

会社のリアルをよく表しています。

今後も会社あるあるをセリフや出来事などでうまく表現できれば、視聴者をうまくとりこんでいけると思います。

↓↓この枠の前作はコメディでした。おすすめです↓↓


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