先に生まれただけの僕 井川遥と櫻井翔の保健室トークでなごむ
保健室の先生の井川遥っていいですね。
職場にあんないい人って普通いません。職場に優しさを求めてはいけない。それが現実。
でも、あんなふうに話を聞いてくれたり、さりげなく褒めたり励ましてくれる方がいたらいいですね。
ついつい甘えてしまいそう。
それで井川遥に甘えてしまってる校長、櫻井翔ですが、「(保健室に)もう来ちゃダメ」と度々言われてしまってます(それでも行くんだけどね)。
櫻井翔が甘える対象が恋人の多部未華子ではなく、井川遥になってしまってるのがおもしろい。
そして、多部未華子のほうには、平山浩行が手を出しかけてます。
平山浩行さんってちょっと脇(でもかなりメインに近い)のポジションで出まくりますね。
それもけっこういい男、モテる男という設定で。ここ数年すごい。
で、そういった設定が平山浩行以上にはまる人は思いつかない状況になってしまいました。
今回のドラマでも多部未華子と櫻井翔の間をぐちゃぐちゃにしかけるんだろうなあ。
でも、たぶん二人は別れない・・・と思いきや、このドラマの脚本はかなり練ったものなので、校長になって考えの変わっていく櫻井翔と多部未華子は別れを選ぶという結果もあり得るか。
そんな予想もしつつ、今週ですが、起こった事件はデジタル万引き。
マンガ雑誌を立ち読みしながらスマホでパシャリ。これがコンビニの防犯カメラに写って、さあ大変ってなります。
結局、生徒に「これはしてはいけないこと」ということを蒼井優がうまく教え込み、櫻井翔がそういった犯罪をしては、人の職や生活をおびやかす(コンビニや作家の権利を侵害し、その生活の糧を奪い取る)と諭します。
こういった一連の流れにもうなずけるものはありました。
あまり説教臭くならずに、ちゃんと人のこころに落ちるような、納得のいくようなセリフが繰り出されるこのドラマってほんと秀作。
そして、今週一番の見せ場は、瀬戸康史でした。
生徒に英語を勉強して、将来役に立つのかと質問された瀬戸康史。
これをうまく返します。
日本は人口が減る、海外の人たちと働かないといけなくなる、そういった生活の中で英語ができるとより幸せが得やすくなる、だから必要・・・
こういったことを淡々と語ります。
瀬戸康史っていいですね。重みや落ち着きがある。でも、若さもある。
中谷美紀と恋人役をやっていたドラマ「私、結婚できないんじゃなくてしないんです」でもいい味を出してましたが(あっちでは軽い男だった)。
毎週楽しみなドラマですが、視聴率はいまいちらしい。
みんな録画してるのかな。いいドラマだと思うんだけどな~。
この程度で説教臭いとか難しいとかってなってくると、今後のドラマってどうなっていくんでしょうね。
確かに、このドラマの中で展開されるセリフって十代には難しい。三十代以降になってようやく理解できるようなセリフも多い。
そのへんがいけないのかな。
学園もの、櫻井翔ときたら、まず思い浮かぶ視聴者層は、十代、二十代です。
でも、その世代には小難しく見えてしまう。それで見なくなる・・・そういったこと?
確かに中高年は学園ものを見ようと思わないか。それでも内容は意外に中高年向きになってるんですよね。
そのあたりのミスマッチが問題なのかもしれません。