コンフィデンスマンJP 久々の長澤まさみ&脚本家、古沢良太に期待がかかりすぎる
コンフィデンスマンJP、初回、おもしろかったです。
長澤まさみを久々にドラマで見ました。
以前よりぱっと明るくなったというか、押し出しが強くなったというか、自信に満ちていて、見ていて気持ちいい。演技もうまいです(うまくなった?)。
そして脚本は古沢大先生です。
みんな期待してしまいますよね。
今回のコンフィデンスマンJPですが、初回を見た限りでは、物語の展開を複雑にし、それをきちんと追っていく、示していくということに焦点を当てているように思えました。
古沢さんの場合、セリフの力も強いんですが、初回ではそれは見られませんでした。物語を回すことに注力していたようです。
万人受けを狙うなら、こっちのほうが正解だと思います。
ただ、これだと情緒が足りないというか(泣ける、笑えるが少ない)、あらすじを追って見ているような物足りなさがあるのも事実。
このあたりのバランスは難しいです(プロでも難しいんですね)。
そして、最後のオチですが、フラッシュモブのようなオチが用意されているんですが(大集団で悪者を倒す的な)、これは賛否が分かれるところだと思います。
これで落とすならなんでもありじゃん、って。
でも、新しいテイストなので十分楽しめました。
ただ、これをず~~っとやるのはきついかもしれない。相手(ゲスト俳優たち)をだます手法のバリエーションも増やさないといけないでしょうが、そのあたりはきちんと考えられているはずです。抜かりないでしょう、古沢先生なので。
いいかげんでアホっぽいダーコ、長澤まさみが、悪いことをして儲けてるやつらから金を巻き上げるというのは、石川五右衛門やルパン三世を連想させます。
勧善懲悪なドラマが受ける時代ですからね。そういったことも考慮されてるのでしょう。
古沢さんの場合、もっと善悪が複雑なものを書かせてほうが上手いと思うのですが、そういった「難しいモノ」は嫌われる(数字が低くなる)傾向があるので、こういった白黒わかりやすい路線をとったんでしょうね。
たいていのドラマは初回に全力投球で二回目、三回目にいきなり中だるむものですが、このドラマの場合、そういった心配もいらないと思います。
むしろ、二回目、三回目のほうがおもしろい設定を出してくると思います。たぶんね。
それにしても、このドラマの世間への期待がえぐい(私も期待してましたが)。
久々の長澤まさみのドラマ主演&古沢先生の脚本、そこに月9はどうなる?(視聴率的に成立するのか?)などが絡み合ってきて大変。
ドラマのPとかDの重圧はすごいでしょうね。
初回の視聴率は10%いかなかったようです。
でも、あれぐらいおもしろければ、二回目は10%超してもぜんぜんおかしくありません。
さて、どうなるでしょう。
今後ももちろんチェックしていくので、どんどんおもしろくなっていってほしいです。
↓↓これも古沢先生↓↓