マツコ会議 世界大会賞金は500万円のデジタルアートバトル
今週、マツコ会議がとりあげるのは、デジタルアートバトル。
デジタルアートバトルは、1対1のタイマン。
観衆の見守るなか、ステージにあがり、1対1でデジタルアートを仕上げていき、その出来栄えを競うものです。
時間は20分。デジタルアートのテーマはその場で渡されます。
こんなのやってるんですね。知らなかったです。有名だったのかな?
それともイラストに関わる人しか知らないこと?
それはともかく、賞金がすごい。世界大会の優勝者は500万円をゲットすることができます。
平均的な会社員の年収をさらっと超えてます。
今回は渋谷で行われていたデジタルアートバトルの会場に行き、いろいろインタビューしてました。
まずは有名なイラストレーターの上田バロンさんにインタビュー。
この方は有名な作家さんの小説のカバーを手掛けたりして、もうすでに成功している方です。
チーズタルトのお店の壁に絵をかいたり(100万ぐらいもらえるらしい)、大きな壁に壁画を描いたり(こちらの報酬は400-500万円)、大きな仕事もたくさんしてる様子。
そんな方がなぜデジタルアートバトルに? と質問すると、若者に夢を与えたい、といった回答をされてました。
たしかに賞金500万円は夢があります。それで一年間は暮らせるので、普通の仕事をやめてイラストレーターにチャレンジ! といったこともできますよね。
そんな上田さんに昨年のデジタルアートバトルの世界大会で勝ったのはアオガチョウさん。
結構闇を感じさせるイラストを描く女性です。会場では、お着物を着ていました。観衆の目を気にしてでしょうか。
サービス精神がありますね。
アオガチョウさんは、スマホゲームのイラストなどを手がけていて、こちらもプロとして成功している方のようです。
プロの中でも力があるような人が決勝戦に進んでるということは、やはり厳しいバトルのようです。
上田バロンさんとアオガチョウさんがデモンストレーションということで、アートバトルをしていました。
命+瞬間 というテーマをいきなり与えられていましたが、お二人とも20分でテーマに沿ったイラストを仕上げていました。すごいですね、プロって。
ちなみにこの上田さん、インタビューではよくしゃべっていました。
マツコの質問を遮るほど。でも、そんなに押しの強い感じはせず、いい感じの方でした。才能のある方なんでしょうね。
そこまで有名ではない人にも話を聞いてました。
その一人が島根で似顔絵を描いているという女性。
似顔絵描きとしての収入はあるが、シングルマザーでお金を稼ぎたいから、デジタルアートバトルに参加しに来たということでした。
たしかにこの大会で優勝、準優勝で名前をうれば、仕事にもつながりそうですもんね。がんばってほしい。でも、厳しい世界のようです。どこの業界でも、何しをしていても厳しいですね。
最後に話を聞いたのは、フリーターをしながら絵で食べていくためにがんばっているというおじさん、森魚さんです。
森魚さんは東京藝術大学の油絵科を卒業した方で、ほんとはデジタルよりアナログのほうが得意らしいのですが、そうもいってられない(時代的にそうなんでしょうね)ということで、参加されたということ。
以前はサラリーマンをしていたが、会社を辞め、イラストレーターにチャレンジしているという森魚さんですが、ご家族がしっかりいます。
奥様と子供三人(高校三年生、中学二年生、小学五年生)。
生活は? と心配になりますが、そこは奥様が美術の先生をしているということで大丈夫のようです。
マツコ「ヒモじゃん」
現在はフリーターのようなので、ちょっとそんな感じにもなってますが、成功すればそんなことも言われないので、頑張ってほしい。
夢があるって、いいような、悪いような感じです。成功すれば素晴らしいって話にもなるけど、そうじゃなければろくでなしって言われてしまう。
人の言うことなんてコロコロ変わるから気にしなければいいだけなんですが、それでも世間と完全に関わりを断てるわけではないから、そこは苦痛が伴うところです。
深掘りではこの頑張っている二人(島根の方と森魚さん)を取り上げているようです。
二人ともうまくいって、絵で稼ぎまくれるようになればいいですよね。
↓↓番組に出てたアオガチョウさんかな?