BG(最終回) 役にはまってる組(江口洋介、上川隆也)とはまらない組(木村拓哉、石田ゆり子)の差が激しい
BGも最終回でした。
BG、内容は悪くないのに、なぜか見ていてイマイチな感じが漂ってしまってます。
なぜ?と考えると・・・役にはまってない人が多いんですよね。
SP(警察)の江口洋介とか、BGチームのボス、上川隆也はなんとなくいそうって感じがするのですが、石田ゆり子の議員とか、斎藤工のBGとか、ちょっと合ってないな~という人が目立ちます。
石田ゆり子って、ほんとにおっとりしてるんでしょうね。
ほんとにキツイ役がはまらない。
同じようにおっとりした女優さんで鈴木京香を思い出しますが、鈴木京香の場合、ビシッときついキャリアウーマンがはまるんですよね。
むしろおっとりした役よりはまる。
この違いは何なんでしょう。演技力の差と言われたら、それまでかもしれませんが、基本的(人間的な)なキャラクターの問題のほうがでかいような気がします。
真性のおっとりさんはゆり子のほうなのかもしれません。
インスタもおっとりしてるもんな~(おっとりが過ぎて「あざとい」とか言われちゃってるし)。
飼い犬のユキ、猫のハニとタビ、三匹がとってもかわいいです(まんまとはまってんじゃん)。
動物好きにはおすすめ。ちなみに石田ゆり子本人についてはほぼ語られないインスタです。
斎藤工も体はでかくてBGっぽいんだけど、何だか妙にいらいらしてキムタクに始終突っかかる役で、なんだか違うって感じになってました。
もっと優しいというか、バランスのとれた人みたいな役のほうがはまる。
菜々緒も細くて喧嘩が強そうなんだけど、それはBGとは関係ないこと。
BGはやっぱりはまってませんでした。やっぱり細すぎるし、キレキャラって冷静さが求められるBGにはちょっと・・・
ほんとに役にはまっている人が少ない本作です。
そんでもって、一番はまってなかったのはやはりキムタク。
本作のキムタクはいつもよりしっとりと落ち着いたオトナの男を演じていたのですが、これがはまらない。
キムタクって、ちょっとチャラい検事のキャラをかぶって重みのあることを言う、みたいな手法をとって説教臭さを薄めていたんですが、本作ではド直球で勝負。
年齢なりの役を演じたかったのかもしれませんが、重いセリフを親父のキャラをまとって言った結果、説教臭いというか、鉄矢(武田)みたいな雰囲気になってしまっていました。
これは大失敗。役の設定でもうちょっとどうにかなったのでは?とも思いますが、「おじさん」を演じながら、これまでのキムタクのテイストも上手く活用できる方法を探るのは大変そうです。
最終回でひっかかった点が一点。
キムタクとゆり子がデートするというシーンで、結果的に二人とも同時に「ごめんなさい」(やっぱりデートは止めましょう)となるのだが、井上由美子があんなダサい脚本書く?
絶対に書かないはず。
脚本家といっても好きに書けるわけではないのはわかりますが、あんなダサいシーンが自らの責任になるのはつらいのでは?と思ってしまいました。