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100万円の女たち 最終回はこれまで目立たなかった松井玲奈が大活躍

最終回、素晴らしかったです。感動した。
内容としては、わりと平凡で予想外の展開もないんですが、それが良かったです。
丁寧にまとめていた。
 
これまでがちょっと不思議な内容(推理とも恋愛とも人間ドラマとも、なんともいないジャンルのドラマになっていた)だったので、普通にまとめたことでかえって意外性が出ていました。
 
しょっぱなから予想内の展開でした。
武田玲奈が福島リラの仇を討つべく我妻三輪子を殺す展開。
 
福島さんの部下を使い、武田さんがゆっくりと苦しめながら我妻さんを殺していくのは見応えがありました。
 
我妻さんの狂気じみた告白シーンより、武田さんの今回の真顔で人殺しのほうが迫力がありましたね。
 
さて、ダークな展開はここまで。
我妻さんを殺したことで、事件からは離れます(解決といえば解決)。
 
野田洋次郎は何をしているかというと、事件のショックやらなんやらで厭世的になり、小説も書いていません。
 
松井玲奈は書店でのバイトをはじめ、野田さんの小説を推すコーナーを作ったりしながら、野田さんのことを思い出す日々。
そんななか、野田さんの編集者と会い、野田さんの住まいを聞き出します。
 
野田さんの部屋に住むと言い、転がり込む松井さん。
野田さんは拒否しますが、松井さんは野田さんから離れません。
 
人との深い関係を恐れる野田さんですが、松井さんの気持ちにうたれ、一緒に暮らすことになります。
 
松井さんが野田さんのことを思い出して泣くシーンは、平凡な内容だし、お涙ちょうだいなんですが、ずっとこのドラマを見ていた視聴者なら泣いたはず。
それぐらいぐっときました。
 
「女」という意味では、五人の中では新木優子が野田さんに最も近い感じでしたが、ラストでは野田さんのことを好きな松井さんが気持ちをかなえましたね。
めでたしめでたし。
ドラマなのに妙にほっとしました。
 
いい内容でした。
 
エンディングでみんなのその後みたいなものを流してましたが、福島さんのように強くなっていた(見た目が)武田玲奈は最後の最後まで印象的でした。
美味しい役。
 
野田さんもそうですが、このドラマでは意外な人が演技力を発揮していましたね。
 
とてもおもしろいドラマでした。
 
今シーズン、文句なしに一番おもしろかったです。