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絶対!カズレーザー レーザー読書、恋愛・青春小説編

編集者たちが推薦する小説、3つを読み比べ、カズレーザーがナンバーワン小説を決める企画の恋愛・青春小説編です。
 
本を推薦する編集者の中に、なんとカズレーザーの同志社大学の同級生がいました。
 
カズレーザーは当時から真っ赤で金髪で、フェラーリの靴を履いていたそう。
 
レッドというあだ名だったということで、このころからカズレーザーのキャラは出来上がっていたようです。
 
ということで、最初の推薦者はこのカズレーザーの同級生、講談社の編集者でした。
推薦した本は、有川浩、旅猫リポート。
 
一人の男性が、ある事情から猫を飼い続けられなくなり、引き取り手を探す物語。
 
飼い主が大好きな猫は、お見合いをどんどんつぶしていきます。そんな猫と飼い主の友情を描いた小説です。
 
カズレーザーの評価は「欠点がいっこもない」と高評価。
 
しかし、「(著者の)最高傑作とは思わなかった」とも言っていました。
 
次は、文芸春秋の編集者。
おすすめするのは、本屋大賞もとった宮下奈都の幻のデビュー作、静かな雨。
 
恋愛小説です。
ヒロインは交通事故の後遺症で、一日たつと記憶がリセットされ、事故の前まで戻ってしまいます。
 
あらすじを聞いて正直、また? と思ってしまいました。
この著者がそういったあらすじの本ばかりを書いてるというのではなくて、この手の記憶がリセットされるという特性を扱った話が多すぎると思うんですが、どうでしょうか。
 
このての特性を使うことは、もはやぱくりにもならなくなっているので、なんともいえないのですが、聞いたことのあるようなストーリーの小説が増殖してるなって感じ(この本がぱくりというわけではないです)。
 
しかし、この本は内容がよかったようです。
「何も起きない話」なんだけど、「将来この本のことを思い出して、ちょっとだけ明るい気持ちになる」とカズレーザーは高評価。
 
「大好き。いい本だと思った」とも評してました。
 
最後は新潮社、住野よる「かくしごと」。
特殊能力をもつ5人の男女(高校生)の青春群像劇だそうです。
 
カズレーザーの評価は「(特殊能力をもってたら)もっと人間関係がうまくいくのでは? という思いがぬぐえなくて、共感できなかった。退屈だった」。
 
前の二冊は高評価でしたが、この本に対しては明らかにテンション低めでした。
 
さて、二冊のうちのどっちが一番に選ばれたのか・・・選ばれたのは、静かな雨でした。
 
カズレーザーは「はじめての味だった。読んだことのない味だった」と作品を評価。
 
「静かな雨」というタイトルですが、内容も「何も起きない」らしく静かなもののようです。
 
しかし、カズレーザーの評価によると、読了後に気持ちが明るくなるような底力のある作品のようでした。