いい年なのにテレビっ子!

テレビの感想や芸能ネタなどのつぶやきリポート

有吉ジャポン エスムラルダが久々に登場。ライムスター宇多丸の説明がさえまくった、5分で読める「ながら本大賞」

2017/3/18の有吉ジャポンは、第一回「ながら本大賞」。

新しい企画ですね。どんな内容だろうと見ていたら、わりとしっかりと内容が詰まっていてびっくり。

でもって、内容はライムスター宇多丸やハライチ岩井、高学歴オネエのエスムラルダら審査員が推薦する本の中から、有吉が「ながら本大賞」を選出するというもの。

とゆーことで、まずは審査員の本棚の紹介から。

ライムスター宇多丸さんの本棚には映画関係の本が多く、ハライチ岩井さんは2千冊以上の漫画本の所有。

おもしろくなさそうでも、漫画本の第一巻は買うという岩井さん。漫画喫茶のようにきれいに本を並べていました。

また、エスムラルダさんの本棚にはゲイ関連本が多く(おしんのシナリオ本などもありました)、二丁目からウロコ、やせる石鹸(人気のゲイブロガーの初の小説)などの本が並んでいました。

本棚(所有してる本)ってその人が出ますよね。

番組レギュラーの鈴木編集長の本棚も紹介されていました。

有吉「難しそう」

鈴木編集長「難しいです」

鈴木編集長、難しい本しか読まないそうです。そう断言できるって素敵です。

でもって、ここから具体的な本の紹介がはじまります。まずはライムスター宇多丸さん。この方、本の内容説明がめちゃくちゃうまいです。

最初に紹介された本は「〆切本」。

夏目漱石、大岡昇平、高浜虚子らの作家の〆切にまつわるエッセイなどがまとめられた本です。

〆切に間に合わないときの(うその)言い訳についてのエピソードなどがおもしろいらしいです。

エスムラルダさんが紹介したのが「ブスの本懐(著者:カレー沢薫)」。

ブスあるあるをまとめた本で、目次からしてユニークでした。以下のような感じ。

・ブスにはブスの戦いがあり、脳内でマウンティングする

・ブスにはブスであること以外何も続かない

結構パンチがありますよね。読みたくなります。

ハライチ岩井さんが紹介していたのは「腐女子のつづ井さん(著者:つづ井)」。

BL好き女子の生態についておもしろおかしくまとめた本だそうです。

続いて、宇多丸さんが漫画本で推薦したいということで「休日ジャンクション(著者:真造圭伍)」を紹介。

この中の短編「家猫ぶんちゃんの一年」について紹介されてました。

その内容は・・・無職のおっさんに飼われていた猫のぶんちゃんですが、このおっさんが孤独死してしまいます。

それでぶんちゃんは家を出て、新しい家で飼われるのですが、ある日、散歩中に元の家(おっさんの家)に立ち寄り、ここでなんだか幸せな日々を過ごしたような気がする、と思いにふける。。。といった内容のものだそうです。

漫画のわりに深いですね。ってゆーか、漫画って結構深い話が多いんですよね。

ラノベしか売れなくなった小説界では、深い話はどんどん少なくなっていますが、漫画界では深いい話も書かれ続けていたりするので、漫画のチェックも忘れてはいけません。

さて、次に紹介人は西川先生。本は、「渡部建 いい店の見つけ方教えます(著者:渡部建)」。

西川史子「ながら本ってこーゆーことでしょう」

有吉「ほんとにこの人が行きたい店はのってない」

みんな散々な言いようでした(笑)。ちなみに、この本、有吉が地面にたたきつけたかと思えば、田中みな実がうっかりで床に落とすわで、扱いは紹介された本の中で最低でした。

次に太田社長が推薦していたのが「悪女について(著者:有吉佐和子)」

太田社長「私のバイブル」

そう言って旦那(爆笑問題、太田)に十数年かけて必死に読ましたそうです。

で、やっと読んだ太田は・・・この本について語りまくるようになったそう。

この手のひら返しには太田社長もキレて、私に紹介されたって言えと怒ったそう。

幸せな夫婦ですね。酒乱嫁とかいろいろ言われてますけど、太田社長ってほんとに太田のことが好きなんだと思うし、いい夫婦だなって思います。

あーゆー関係ってうらやましいです。社長は太田を好きで、その才能をほんとに認めてるんでしょうしね。

まだまだ続きます。続いては「私は難しい本しか読みません」と言い切る鈴木編集長が推薦したのは「ビッグデータと人工知能 可能性と罠を見極めろ(著者:西垣通)」。

ムーアの法則(2年に一度、集積回路のキャパは二倍になる)にのっとれば、2045年、人口知能は人間知能を凌駕するといわれるが・・・

そんなインチキな話はない。そういったことについて書かれている本だそうです。難しくてついていけん。

もうちょっと柔らかそうな内容なら、興味が出そうな内容なんですけどね。

さて、最後に宇多丸さんがもう一冊、紹介します。それが「定本 映画術」。

映画のほんとのおもしろさがわかるようになる、映画の見方を教えてくれる、そういった内容の本だそうです。

本の紹介はここまで。思ったより多くの本が紹介され、その内容紹介もしっかりしてて、有吉ジャポンとは思えない内容でした。

読んでみたいなと思う本も多かったです。とゆーことで、最終的に有吉が選出した「ながら本大賞」は・・・

鈴木編集長推薦「ビッグデータと人工知能」でした。

有吉の選出理由「読んでたら気が遠くなってちょうどいい。いろんなことを考えずに済む」

鈴木編集長「(ちょっとうれしそうに)ありがとうございます」

鈴木編集長が微妙にかわいかったです(笑)。

いいキャラですよね、この方、頭も良いし。

オチはこんな感じでしたが、内容は濃く、本離れを少しでも食い止めようという企画意図にきちんと沿ったものでした。

有吉ジャポン、ほんとに内容がどんどん真面目になってますね。面白さもあれば、それでもいいんですけどね。

ちょっと硬すぎになったらいやだなと思っていたら、告知で成り上がり企画の参加者募集をしていました。

大丈夫ですね。柔らかい企画も続きます。

しかし、この告知で気になった点が・・・女子はOKなのに、年齢制限が・・・35歳まで。

こんな制限、前までなかったのでは?

そっか、アラフォーはこんな企画(失礼)にも参加できないのか・・・ちょっと心がうすら寒くなった深夜でした。

 


休日ジャンクション: 真造圭伍短編集 (ビッグコミックス)