僕らは奇跡でできている 高橋一生がきょとん、榮倉奈々がイライラ
高橋一生がピュアというか、ちょっと不思議ちゃんを演じています。
ひとことで言うと、きょとんとしたキャラ。
はまってないわけじゃないけど、こういう一生が見たい人もいるだろうけど、でも、なんか主演でこれをやらなくてもという感じがする。
対して榮倉奈々は大人の歯科女医さん。現実的で世離れした一生にイライラくる役です。
榮倉奈々がイラっとした役をすると、ちょっと怖い。地はこっちでは?と思わされる。
動物を研究する高橋一世の言動を通して、現実社会に影響を与えるというか、人間社会にも通じるものがあるっていうか、そういったものを表現したいドラマなのかもしれないけど(違う?)、いまいちテーマというか伝えたいものがはっきりしない。
ほんわかしててつまらないわけじゃないけど、薄すぎるというか、「で、何だったの?」という見た後の感じ強い。
だらだら見れるし、時間の長さは感じさせないんですが、いかんせん筋のなさが目立ちすぎます。
何も考えずにほんわかだらだら見たい層にはいいんだろうけど(これって深夜ドラマ向きだよね)、そういった層も薄いようで数字は6%台です。
ちょっと厳しいですね。
起伏のあまりないドラマなので、これから展開が盛り上がって数字を取り返して、ってな流れにはなりそうもありません。
どんなドラマ?って聞かれると、うーん?と考えてしまいそうな薄味すぎる内容がちょっと残念な一生さまのドラマです。