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民衆の敵(最終回) 篠原涼子と高橋一生の対決はおもしろかった

最終回、なんと月9の最低視聴率をたたき出したということですが、内容は結構おもしろかったです。

なぜって感じ。篠原涼子がかわいそう。

結果が悪いとやたらと主演のせいになるから。連帯責任でいこうよ、ねえ。

ということで、最終回の内容ですが、おもしろかったです。

途中までは。

高橋一生が金の力をつかったりして、渡辺いっけいが悪行を自白。それにともなって古田新太も失脚します。

めでたしめでたし。

しかし、高橋一生が政治に目覚めます。

父のような政治家として生きていくと腹をくくった一生は、なんとあおば市に産業廃棄物処理場を作ろうと言いだします。

やっと平和が訪れてこれから正しいことをしていこうとしていた涼子もこれにはびっくり。

二人で言い合い(というか討論)になります。

二人の長いセリフのやりとりが延々と続くのですが、これが内容がしっかりしてて、聞きごたえもあり、おもしろかったです。

普通、あんなに二人が延々とやりとりしたら失敗するもんです、ドラマだと。舞台じゃないんだからって。

セシルのもくろみでは真木よう子の一人演説が完全に失敗してましたもんね。

ああいったことにならなかったのは、脚本の強さだと思います。

多くの人のために少数の人を犠牲にしていいのかという涼子。

少数派のために多くの人に我慢をさせるのはいかがなものかという一生。

どちらも正しいです。

で、涼子は産業廃棄物処理場を市内に作るか否かの選択を市民にゆだねます。

市民議会を実行して。このあたりからつまんなくなったんですよね。

いい話なんだけど、絵空事ってゆーか、なんかいい話すぎるってゆーか。

前向きな市民もでてきて、篠原涼子の考えは結果的にうまくいきます。

で、産業廃棄物処理場を作ったかどうかはグレーなままで、数年後みたいなことになり、市長は余貴美子に戻り、一生と涼子は国政に進出してるってテイで終了しました。

あと、石田ゆり子はフリーのジャーナリストになり、古田新太は政治から身を引き、いいおじいちゃんとして余生を過ごす、みたいな感じでまとまってました。

平和的なエンディング。

ちょっとまとめすぎな感じですが。

内容はもっとひどいものもあったと思うんですが、今作が月9の最低視聴率をとってしまいました。

アンラッキーだと思います。

しかし、ドラマってもう求められてないんですかね。

見てる人たちもアラフォー以上がほとんどだと思います。

20代とかほとんど見てないでしょ、イケメンドラマ以外。

ドクターXや相棒みたいな50代以上に焦点を絞った作品しか今後商業的(視聴率的に)に成立しないということなのでしょうか。

ドラマ制作も遊びじゃなくて、商売だから、そうなるとああいったドラマしかテレビでは見れなくなるんでしょうね。

それはちょっとつまらないと思うんですが、時代の流れだから仕方ないんですかね。


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