いい年なのにテレビっ子!

テレビの感想や芸能ネタなどのつぶやきリポート

サヨナラ、えなりくん タイトルのわりにえなりくんはちょっとだけ

スタートしてだいぶたってますが、初めての視聴。
内容は・・・う~ん、なんともいいがたいですね。いいなと思えるポイントがない。
 
渡辺麻友はAKBの中ではたぶん演技がうまいほうなんでしょう(よく知らないけど)。
そんなに悲惨ってほど下手ではないです。
でも、深夜だからってドラマの主演がはれるほど、上手くもないです。
 
渡辺さんは見た目は整ってて(このあたりはさすがトップアイドルという感じ)演技も無難なんですが、女優さんに必要になる個性とか雰囲気みたいなものはありません。
 
女優さんって、意外に雰囲気も大事なんですよね。
あと、このドラマですが、内容もどうかと思います。
 
深夜とはいえ、テレ朝のドラマのクオリティではないですね。
 
今期は「100万円の女たち」「架空OL日記」「SRサイタマノラッパー」など深夜ドラマはどれも非常におもしろい。
 
とてもじゃないですが、同じラインに並べられるものではありません。
 
企画、原作が秋元康さん、脚本は他の方になってましたけど、脚本(味付け)が悪いのか、原案が悪いのか、そのあたりは微妙。
 
ただ、作家が作詞したり、逆に作詞家が小説を書いたりすると、たいてい失敗に終わっているので、似たような畑だからトップレベルの人なら隣の畑の仕事もうまいだろうと別分野のものを書かせたりするのはよくないと思います。
 
ある程度名前で客が呼べるだろうという狙いはわかるんですが。
 
内容も一話完結にして、ライトなものにし(ヘビーなものは昨今なかなか流行らない)、筋書も簡単にし、笑いをとりにいく(間口を開くして、深い内容にしない)。
 
最大公約数を狙うやり方はさすがですが、視聴者もそんなに簡単ではないと思います。
 
渡辺さんがいいなという男に近づく→とんとん拍子で関係が進む→深まろうとするときに男のゲスな部分が出てくる→その男の中のえなりくん(残念な部分)を祓いだして、おしおき、これの繰り返しのようです。
 
渡辺さんの相談相手だったり、渡辺さんと一緒にえなりくんをお祓いする役として飲み屋のマスターが設定されてます。
 
男と接触→マスターと会話→男と接触、これが繰り返されます。もうちょっと工夫したら? と思ってしまう。
 
脚本がうんぬんの問題でもないような(そこまでいってない)・・・
 
ということで、あらすじです。
カフェを何店舗も出してるような青年実業家、黄川田将也に渡辺麻友が近づき、トントン拍子に関係が深まります。
 
で、男の家に行ってみると、そこは汚部屋。
 
渡辺さんは家政婦のごとく掃除をさせられますが、顎で使われることにキレます。
そして、場面は馴染みのマスターがやっている飲み屋(バー?)に転換。
 
縛りあげられた黄川田さんが、「ごましお」をふりかけられ、渡辺さんに叩かれているうちに、男の中のゲスな部分がえなりくんの形となって出てきます。
これでお祓い終了、一件落着。
 
渡辺さんはまた新しい男を探すことになります。つづく。
 
えなりかずき、こんな扱いでいいんでしょうか。
子役の大人への転換ってほんとに難しいですね。子役のときにブレイクした人ほど、幼いころのイメージが染み付いてるし。
 
そういった意味では悲哀に満ちた深い内容なのかもしれません。
 
シニア層の数字をがっちり握りこみ、ドラマもかなり戦略的に(地味でもワンパターンでもださくても警察ばっかりでも、とにかく数字の戦略)作っている賢いテレ朝ですが、深夜枠(若い人層向け)は興味ないのでしょうか。
 
金曜ナイトドラマなどは非常に力を入れているようですが、こちらの枠はそうでもないようです。