いい年なのにテレビっ子!

テレビの感想や芸能ネタなどのつぶやきリポート

逃げ恥のまとめ放送を見ていて思ったこと

本放送では3回目ぐらいから参加したので、序盤を見たいとおもい録画。

結局、見ていた部分に関しても再視聴してしまいました(早送りとかしながら)。

逃げ恥、改めておもしろかったです。あと、丁寧に作られていると思った。

みくり(新垣結衣)と星野源の関係の進捗具合を確認しながら見ていくと楽しかったです。

再放送なので、最後はくっつくことがわかって見てるからそうなるんですけどね。

丁寧にじっくり描いているんですが、みくりが働き始めてからの展開はちょっと強引でした。

星野源の収入が減る→みくりも働きだす→家事の分担問題だったり、部屋が前より汚れてるなどの問題が勃発、だったんですが、みくりの性格を考えると、あんなに早く二人の間がギクシャクするのはおかしい。

もうちょっとみくりが頑張ったり我慢したりって期間がないと、あそこまでに築いてきたキャラが崩壊です。

星野源のリストラ問題は二人がくっついた後に出てくる問題なのですが、二人の関係があそこまで進んでなかったときに、ああいった問題が出ていたら(星野源が新垣結衣を雇い続けられなくなる)どうなったんだろうと思いました。

そこはドラマなので(原作はマンガ)、うまいタイミングでリストラ問題となるのですが。

さて、ドラマについては非常に楽しめる内容で二度目の視聴でもおもしろかったのですが、ちょっと意地の悪い視点でみると、このドラマって童貞とか処女に甘いというか優しい内容ですよね。

恋を諦めていた頑なな男(経験なし)のこころを、優しく賢く辛抱強く、しかも繊細な女(理想的)が解きほぐし、良い関係を築いていく。

星野源は傷ついたり、それなりに頑張ったりしてますが、あれぐらいは当然というか(最初の恋なわけだし)、星野源のやることに対して、みくり(新垣結衣)がきちんと評価や反応をくれるので(つまり結果が伴っているので)、ツライとか苦しいとかとは違うような。

つらいって、頑張っても報われなかったり結果が出なかったりすることを言うのであって、結果は出るけど頑張ったよ、それなりに傷ついたよ、個人的には大騒ぎだったよ、ってことを言うのではない。

あと、恋愛の苦しみって貧困の苦しみとか仕事の苦しみとかと違って、どこかあま~いのでそれほど嫌な思い出とかにならないし。

金をだましとられたとか、暴力ふるわれたとかだったら、また別だけど。それだとほんとに苦々しくなる。

ほんとの人間関係の苦しみって、たとえば憎しみとかだから、ほんとにただただ苦しくなるけど、それとは雲泥の差があるわけです。

つまり、星野源は童貞にして最高の恋人を(労少なくして)ゲットするわけです。

これって恋愛のサクセスストーリーです。

星野源を女性に置き換えた場合、このドラマって急にありふれたものになってしまいます。

処女でいろいろと(男女関係で)鍛えられる前に素敵な人に出会い、導かれ、傷つくことなく幸せを手に入れる・・・

これって少女漫画の定番なんですよね。

男性もこのストーリーを求める人が多いんでしょうか。多いんでしょうね。

このドラマのヒットとか、新垣結衣人気の爆発とか、そういったことからもそれがわかります。

別に悪いとかじゃないんですが、現実とはだいぶ乖離してるから、実際はもっと泥臭くがんばってね、でもって得られるものはドラマほど楽しいモノじゃないかもしれないからね、ってことを指摘したい。

不倫とか浮気とかが大騒ぎになる時代になってしまい、なんなら草食系のほうがいいじゃんみたいな流れにもなってますが、好きな人に都合よく追いかけられる展開なんて待ってたら五年とか十年とかあっという間に過ぎちゃうから気を付けないといけません。

あと、全然関係ない話なんですが、木村文乃とフジテレビの秋元優里って似てません?

木村文乃は伊藤くんの映画の宣伝だったり99.9%(新ドラマ)の宣伝だったりで、秋元優里は不倫の記事でネットニュースに出まくっているんですが、記事紹介のちっちゃい写真で並んでいると、この二人ってよく似てます。髪型が似ている写真が使われるとクリソツです。

木村文乃にとっては迷惑な話でしょう。

タイミングが悪かった。タイミングって、ありますよね。


逃げるは恥だが役に立つ DVD-BOX