忘却のサチコ 高畑充希が最高。泣けて笑えるスペシャルドラマ。正月番組で一番面白かった!
たいして期待もせずに見たら、めちゃくちゃ面白かったです。
内容としては、ロボットみたいに効率的な毎日を送っている文芸編集者の高畑充希が、結婚式中に新郎に逃げられます。
なんでもないと乗り切ろうとする高畑充希ですが、実際のダメージは大きく、消えた夫のことばかりを考える毎日。
苦しみまくる高畑充希ですが、美味しい食事の間だけは消えた夫のことを忘れられることを発見。
これを利用し、失恋の痛みから立ち直ろうと右往左往します。
こういった内容がコメディ調で表現されていくのですが、泣き(失恋)の部分もきっちり最後に落とし込んできて、泣かされます。
高畑充希がうまかったです。笑いの部分も泣きの部分も。
笑えたシーンは・・・
・高畑充希が心配する母親の前で、消えた夫の写真を飾って、「鈴(りん)」を何度も打ち鳴らす(「こころの仏壇です」というセリフも笑えた)
・高畑充希が腹を減らすために、スーツで何度も坂をかけ上る。その後、着替えて中学生とマラソン
・大御所作家(鹿賀丈史)の趣味がSMで、Mの鹿賀丈史がSM道具に縛り付けられて、高畑充希に人生訓をたれる
・SMに影響をうけた高畑充希が会社の忘年会の司会中(ビンゴゲーム中)に女王様のようにふるまう
他にも失恋のショックを自覚した高畑充希が街中で腰砕けになったり、おもしろいシーンが山盛りでした。
一時間があっという間に感じます。
それだけくだらないことをやりながらも、ちょいちょい叙情的なシーンは織り込んでいるので(消えた夫との思い出のシーンの数々。丁寧に描いてます)、ラストで高畑充希が干し柿を食べながら夫のことを思い出して泣くシーンはぐっときます。
笑い8割、泣き1割、その他1割とほど良いバランスで退屈させません。
泣きの部分は少ないですが、しっかり泣かせるし、笑いの部分も多いのに滑っていません。
ほんとに時間が短く感じるドラマでした。
このクオリティでぜひ続編を作ってほしいです。
こちらは大成功だったのですが、期待していたのに、いまいちだったのはおもしろ荘。
ブルゾンの新ネタ(ドンビーシャイってやつね)はいまいちだったし、去年のブルゾンほど強烈で笑える芸人は出てきませんでした。
昨年のブルゾンが強烈&その後成功しすぎだったため、今年出る芸人たちは不利でしたが。
あのインパクトと面白さはなかなか超えられないですよね。
それでも優勝したコンビと、段ボールの紙と戯れていたピンの女芸人、滝沢カレンに極上弱気と命名されていたコンビあたりはとてもおもしろかったです。
今後出てくるんでしょうか。
たいして面白くなくても出てくる芸人さんたちもいるので(〇ンゴラ村長のネタとか、いまいちわからん)、面白いばかりでも残れないんですよね。
次々と新しい芸人さんが出てくる世界で残るのは大変でしょうが、面白い人たちに残ってほしいです。