ツバキ文具店 明るく賑やかな感じの片瀬那奈が男爵(奥田瑛二)に一目惚れする
ツバキ文具店の三回目、今回も派手な展開はありませんが、少ない登場人物をじっくり描いていくという感じで安定した内容です。
代書屋ということで、ただ多部ちゃんが手紙を書くんだろうなと思っていましたが、そこにはちょっとひねりがありました。
手紙の内容や依頼者のキャラによって、毛筆か万年筆か、便箋か原稿用紙かなどを使い分け、文体も変える(これは想像つきましたが)という小さな変化が見ていて楽しいです。
ところで、このドラマに出ている女性たちですが、多部ちゃん以外のメインの人たちは比較的顔が賑やかなんです。
祖母の倍賞美津子、お隣さんの江波杏子、友人の片瀬那奈、みんな顔が派手。
多部ちゃんのあっさりとした感じが引き立ちます。
男性陣も高橋克典以外は奥田瑛二だったり上地雄輔だったり、癖があったり若干濃かったりするのは単なる偶然でしょうか。
みんな結構濃いなと思っていたら、今週登場した多部ちゃんの元彼はなんかものすごいあっさりした人で笑ってしまいましたが。
それはともかく、今週おもしろかったのは出番は少ないものの片瀬那奈。
多部ちゃんと一緒にいた男爵(奥田瑛二)を見て、一目惚れして、「あの人素敵、紹介しろ」と多部ちゃんにまくしたてます。
片瀬さん、ただでさえ顔がにぎやかなのに、騒ぐシーンはほんとにやかましい感じになります。でも、不快さはなく、笑える感じの人なんですよね。
美人モデルから女優さんに転向したはずの人なのに、まさかこんなおもしろい感じになろうとは。人間、どうなるかわからないもんです。
とゆーことで、今週のあらすじ。
多部未華子の東京時代の元カレが店にやってきます。
出版社に勤めている元カレは鎌倉に住む大御所作家を口説き落とすために多部ちゃんに手紙を書いてくれと頼みます。
しかし、多部ちゃんはこれを断ります。
また、店に男爵(奥田瑛二)が来て、友人の借金の願いを突っぱねる手紙を書いてほしいと依頼してきます。
男爵は近所では謎のお金持ち。そして、気難しい人。多部ちゃんは男爵を苦手ながら、なんとか仕事を成功させます。
男爵は仕事の報酬だといい、多部ちゃんにうなぎをおごります。
そこで、母や祖母の話を聞き、しんみりする多部ちゃん。
男爵はそんな多部ちゃんをぶっきらぼうながら見守ります。
食事後、帰宅途中に多部ちゃんは片瀬那奈に会います。
多部ちゃんと一緒にいる男爵に一目惚れする片瀬那奈。
後日、多部ちゃんのところにやってきて、男爵について聞きまくります。
また、元彼が苦境に立っていると知り、多部ちゃんは元カレにはげましの手紙をひとづてに送ります。
これで元カレが発奮。
心のこもったちゃんとした手紙を書きあげ、大御所作家を口説き落とすことに成功し、多部ちゃんに報告にきます。
こんな感じで続きました。
この大御所作家というのが、たぶん男爵(奥田さん)なんでしょうね。
そうなるとこの元彼は今後も少しずつ登場することになりそうです。
多部ちゃんは元カレには冷たいんですが、彼氏のほうは気持ちが残っているっぽいので、今後復縁を迫ったりするんでしょうか。
でも多部ちゃんは上地さんに惹かれていて・・・なんて展開がありそうですね。
読める展開でもしっかり丁寧に描いているツバキ文具店。
のんびり見るにはぴったりのドラマです。