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東京タラレバ娘 キスからの「馬鹿、嘘つき、大嫌い」よくぞこなした、大島優子

大島優子、よくぞやったって感じでしたね。

あれだけベタな胸キュンシーン、女優にとってハイリスクローリターンのなにものでもないのに。

恥ずかしくて(もしくはバカらしくて)笑っちゃう。

でも、大島さん、なんとかやりこなしてました。えらい。

しかし、田中圭は優柔不断で情けない男が似合いますね。憎めない感じがうまい。

大島優子から「もうやめましょう」的な流れにもっていき、田中圭が「そうだよね」で締めようとしたときに、大島さんが背伸びしてからのチュウですよ。

だめ、やっぱり別れないの「チュウ」。

ヘリウム吸って歌い上げる「はじめてのチュウ」とはわけが違います。

5キュンぐらいかな。まあまあです。でも3笑い。

バカ・・・嘘つき・・・大嫌い・・・あほくさいけど、でも、人生で一度はやってみたいシーンじゃないですか。

それだけ好きな相手が出てきたらね。

それより笑ったのは、なぜか廊下に立たされているようなテイでたたずんでいる榮倉奈々。

何やってるの?

縄のれんが二、三本顔に垂れてるだけだし、妙に堂々とした立ち聞きです。

そんな榮倉さん、ここにきて俄然演技に力が入ってきましたね。これまで何だったの?

それぐらい突っ込みのタイミングといい、声の通りといい回復してました。なんか輪郭がくっきりした感じでした。

全体としては、これまでで女同士の会話が一番テンポ良かったと思います。

そして、物語はだいぶオリジナルになってきましたね。でも、そんなに悪い内容ではなかったです。

漫画をがっちりトレースしても力の差が出てしまうので、意外とオリジナルな方面に逃げたほうがいいかもしれません。

漫画原作と比べてる人たちの目はほんとに厳しいので。

とゆーことで、原作とえらくかけ離れたイメージでがんばっているのが速水もこみち。

原作に出てくる男とは全く別物だけど、でも、キュンキュンさせてくれます。

さすが、オリーブオイル男爵(男爵ってなんかエロイな。やっぱり王子かな。でも、もう結構いい年なはず・・・)。

嗚呼、東京のどこに速水もこみちが顔色をうかがってくれるような癒しのバーがあるんですか・・・

いくらかかりますか? やっぱり結構お金が必要ですか・・・・(お金で買えればやすいもんか)。

しかし、ひっかかるのは少女漫画原作といえど、男女の出会いがあまりにも安易なこと。

大島さんが買い出しのジャガイモを道で転がし田中さんと出会ったときも思いましたが、今回の出会いもひどい。

スーパーで最後のひとつの特売のもやしを他の客にとられてしまった吉高由里子を見て、くすくす笑う速水もこみち・・・こんな出会いってある?

これ、速水もこみちじゃなくて、温水洋一がやったらホラーです(でも、ぬっくんファンです)。

まあ、出会い方よりその後の進展を描くほうに注力してるんでしょうが、でも、きっかけ(出会い)ももうちょっと頑張って描こうよって、そんなふうに思ってしまいました。

それにしても、あんなバーどこに・・・

いっつも客居なくて、マンツーマンでもこみちが遊んでくれるし、天国じゃん。

あんな上質なボーイズバー(もこみちしかいないけど)があったら、みんな連日かよってしまいます。

とゆーことで、今回のあらすじです。

男もおらず仕事もない倫子(吉高由里子)にコンペの話が舞い込みます。がんばって脚本を書く倫子。しかし、結果は落選し、倫子は深く落ち込みます。

その場に居合わせたKEY(坂口健太郎)はかける言葉も見当たらず、倫子から離れます。

癒し求めた倫子はスーパーで出会ったバー店主、奥田(速水もこみち)の店に行き、食事に誘われます。

食事で意気投合した二人はデートに行くことになり、水族館へ。そこで奥田に交際を申し込まれた倫子は、その場でオーケーします。

浮かれる倫子。そんな倫子に出くわしたKEYは脚本家の夢は諦めるのかと倫子を責めます。

しかし、倫子は「無理なことは無理だ。頑張ってそれがわかったし、逃げてもいいじゃないか」と返し、KEYと別れ、奥田の店へと向かいます。

一方、小雪(大島優子)と香(榮倉奈々)の二人は不倫やセカンドの恋をやめようと、相手との連絡を絶ちます。

しかし、香を心配した元彼(平岡祐太)は香の店まで会いにきます。自分を心配してくれた元彼に心動かされる香。

また、小雪の不倫相手、丸尾(田中圭)もまた小雪を店まで尋ねてきます。

別れるという小雪にたいして未練を隠さない丸尾。そんな丸尾を小雪は拒否しきれず、結局は受け入れてしまいます。

今週はこんな感じでした。

大島優子と田中圭のいちゃいちゃ、良かったですね。ベッタベタな展開でかなりハイリスクだったけど、あそこまでやられるとかえっていいですね。

おかしいやら恥ずかしいやら、意外にもキュンとするやら。

偶然の産物って怖い。

しかし、そーゆーのを引き寄せられるのも女優の力。大島さん、結構いい腕してます。

今週は吉高由里子のシリアスなシーンが結構多かったですね。ドラマが引き締まりました。

やっぱり吉高さんは上手い。他の二人に比べると、頭ひとつ演技力が飛び出てる感じ。

シリアスなシーンは三人集まらないほうがいいです。バラバラで。その分、個々人の力は問われますが。

オリジナルな部分が増えながらも、意外に内容のよかったタラレバ娘。

次週も完璧なルックスなのに、どこか抜けてる感じの速水もこみちのあま~~い演技に大期待(ず~~っと出続けてくれ)。