いい年なのにテレビっ子!

テレビの感想や芸能ネタなどのつぶやきリポート

奇跡の人(2) 麻生久美子が無駄に怒ることもなくなり、内容は一気に向上

初回では変に笑いをとりに走りすぎていたり、麻生久美子が怒りまくったりでこれって、どうなんだろうって感じでしたが、二回目を視聴。

そしたら、内容ががらっと変わっていました。

無駄に笑いをとりにいくこともなく、一気にシリアス(暗くはないけど)でリアルに。

麻生久美子が怒りまくることもなくなり、全体のトーンが静かになっています。

今回から一択(峯田和伸)が海(住田萌乃)の指導(教育?)に積極的に関わっていくことになります。

花(麻生久美子)が働いている間は海の面倒を見ることになった一択。

さっそく海を街に連れ出しますが、ちょっとしたことから騒ぎに。街の人の好奇と冷たさに激怒します。

アパートの大家、風子(宮本信子)になだめられた一択は、ヘレンケラーの漫画を読み、海にスプーンを使わせようとします。

しかし、これが大変。

何度やっても海はいうことを聞きません。

そして、やっと海がスプーンを使ってスープを口に運ぶということになるのですが、海は全く楽しそうではありません。

「こんなはずじゃなかった」と荒れる一択。

友人の三太(勝地涼)に愚痴りまくります。

悩む一択を見て、風子が手を貸し、海がスプーンを使い楽しそうにスープを食べる瞬間が訪れます。

歓喜する一択。

しかし、それを見た花は口では「ありがとう」とは言ったものの、何か不満そうで・・・つづく。

二回目から一気に内容が真面目というか、リアルな感じになってきました。

見えない、聞こえない、しゃべれない海と一択の格闘を丁寧に描いています。

下手な笑いがないのはいいんですが(どんなに重くなっても、これはやめてほしい)、こうなるとやはり内容的にちと重い。

BSでやっていたのがよくわかる内容。

一択以外のアパートの住人たちも次第に海と花の親子に興味をもちはじめ、一択のがんばる姿に胸を打たれるという展開は予想通りですが、これからひと悶着あるのでしょう。

一択演じる峯田和伸と海を演じる住田萌乃は大変だと思いますが、二人とも演技力は十分。

とくに子役の住田さんは見えない、しゃべれない、聞こえないいらだちを子供ながらにうまく表現しています。

周囲に反応しない演技は大変だと思うのですが。

海が一つのことを覚える大変さをうまく描いていた第二回。

三回目以降はどんな展開になるのでしょうか。