忠臣蔵の恋 天井からさがったヒモをひっぱりながらいきむ出産スタイルで武井咲が世継ぎを出産
まさか武井咲が出産シーンを演じるとは。少し早くない?
オスカーは恋愛禁止のくせに、役柄によっては出産シーンはOKなんですね(あたりまえか)。
まだまだウェディングドレス姿どまりでいいと思うんですけど。でも、これも役柄ゆえのこと。仕方ありませんね。
そもそも昔はみんな若くして出産してたし。
とゆーことで、出産シーンまでありましたが、今週も武井咲の影は薄く、武井咲の教育係の江島(清水美沙)や正室の煕子(川原亜矢子)の個性と演技力のほうが際立っていました。
清水美沙はもともと上手い女優さんですが時代劇も合いますね。
低い声を張って、煕子にモノ申すシーンなど、緊張感があって良かったです。
川原亜矢子はメンチのきりかたがすごかったです。めちゃくちゃがらが悪かった。もともと上がり眉の三白眼で目つき悪いし。
それが、一回ためて(伏し目にして)からの、「なんじゃこら、あん?」のガンとばし。
生まれ育ちの良い正室役なのに、あんなヤンキー出身みたいなメンチのきりかたして大丈夫かなって感じでしたが、不思議とはまってました。
ちょっと激しいところのある正室、煕子の役だからわりとなんでもありです。
昔は位が高ければなんでもやってOKってところがあったし。
題名とは異なり、内容はすっかり恋愛と離れているのですが、今回はちょっとぐっとくるシーンも。
武井咲は難産で苦しみまくるのですが(例の天井からぶらさがったヒモをひっぱりながら)、意識を失いかけたそのときに胸に去来するのは殿(平山浩行)ではなく、あのお方(福士誠治)のこと・・・
ベタですが、うまいです、あーゆーシーン。
月9なんかよりがぜんキュンキュンきます。
さすがN・H・K。視聴率を追わないドラマ作りの勝利。
昔ながらのドラマ作りを続け、時代には逆行しているようにみえるNHKですが、ポイントはしっかり外さないドラマ作りをしています。
時代がかわっても意外と視聴者のツボは変わらないしね。
とゆーことで、今週のあらすじです。
綱吉がなくなり、将軍、家宣(平山浩行)が誕生。
長く人々を苦しめた「生類憐みの令」が解かれ、新しい時代の幕があがります。
家宣の子を宿した左京の方(武井咲)は、食欲をなくし、心配した江島(清水美沙)はスイカを用意するも、口をつけてもらえません。
そして、このスイカが後々大問題につながります。
江島のスイカを目にした側室、大典侍の方の侍女が、家宣と大典侍の息子、大五郎のためにスイカを分けてくれと所望。
江島はスイカを分けてやります。
しかし、スイカを口にした大五郎の容体が急変、危篤状態に陥ります。
これを知った正室、煕子(川原亜矢子)が激怒し、原因はスイカだと江島を責めます。
左京の方は体調がすぐれないにも関わらず煕子のもとへ行き、江島のことをかばいますが、大五郎のために祈祷をしている煕子に怒鳴り飛ぼされます。
そして、左京の方はそのままその場に倒れ、予定より早い出産をすることになります。
皆の願いむなしく、大五郎は命をひきとり、入れ替わるように左京の方が男の子(後の鍋松)を産みます。
しかし、唯一の世継ぎとなった鍋松は煕子の手に引き取られることに。
左京の方は反論することもできませんが、江島が煕子に進言し、日に一度の面会の許可をとります。
息子を愛おしく思う日々を送る左京の方に、家宣は何かほしいものはないか? と問います。
「私のほしいもの?」
左京の方は思いをめぐらします・・・
こんな感じで続きました。
さすがに歴史ものは話の筋がしっかりしています。見応えがある。
人間ドラマもしっかり構築されてますしね。
普段は厳しい江島が窮地に立たされ、左京の方は体調が悪いにもかかわらず江島を守るために煕子にぶつかっていきます。
どすこ~い。
ナイスガッツ&友情です。
そんな左京の方を江島も出産でサポート。
さっきはありがとね~とばかりに難産の左京の方を江島が助けるといった具合に、ギブ&テイクがしっかりしている二人。
目指すものが異なっていたり、年がちょっと離れていたほうが女の友情は成立しやすいのかもしれません。
大奥っぽい女子同志の友情物語はあったんですが、将軍との交流がいまいちピックアップされなかった今週。
「何か褒美をとらそう」
そう言った家宣に左京の方は何を所望するのか。
子をなした二人のラブラブトークはどんなふうになるのか。
来週の最終回が楽しみです。
↓↓↓こっちでは悪女を演じてます↓↓↓