東京タラレバ娘 机にがんがん頭をぶつける吉高由里子に笑えた
はじまりましたね、東京タラレバ娘。
第一回を見ると、やっぱり出演者がみんな若い。
吉高由里子に大島優子に榮倉奈々だと、若いしきれいだし現役感がすごいし、物語の軸となる「女の人生、崖っぷち」の感じが全く出てきません。
でも、アラフォーの女優を揃えて、悲壮感たっぷりにしても視聴者は「暗い」といって見ないだろうし、そもそもスポンサーがつかなかったり企画が通らなかったりで放送に至らない。
だから仕方ないんですが、でもな~、ちょっと夢と希望にあふれちゃってるんですよね、三人が。
そんな不満はありますが、ドラマは思った以上に漫画に忠実でした。漫画そのまんまのシーンのほうがおもしろかった。
オリジナルな部分は正直・・・な感じだったので、今後も漫画のまんまでやってほしいです。
原作漫画をかいた東村アキコの書く心理描写や台詞は抜群なので、これを上回るものは書けないと思います。そもそも、その点を評価して(再現したくて)ドラマにしたんだろうし。
雷が落ちたり、吉高さんが矢で射られたりと漫画的な表現も目立ちましたが、これぐらいだと適量で見てるほうも楽しいです。
吉高さん、酔っ払いの演技が上手かったですね。鈴木亮平にふられて荒れて、酔って机に頭をがんがんぶつけるシーンは笑いました。
でも実際にやったら額が割れます。
一方、酔っ払い時の演技がいまいちだったのが榮倉奈々。苦手な分野なのでしょうか。
大島さんは原作の雰囲気をよく再現してるし、演技も安定してるなって思いました。
元AKBってことで演技が過小評価されてると思います。そりゃあ演技派とまではいえないかもしれませんが、前田敦子同様、必要以上に下手って言われてる向きがある。
アイドルから女優への転換ってのはこれほどまでに厳しいってことですよね。
あとは謎のモデルKEY役の坂口健太郎ですが、思った以上に金髪が似合ってます。かっこいい。
坂口さん、塩顔男子と言われ、草食系にくくられる方だと思うのですが、骨太で男っぽくありません?
顔も結構ごつごつしてるし、体もごついし、数年たったらもっといい男ってゆーか、肉食っぽい雰囲気になると思います。
飲みのシーンが多いので、手がクローズアップされるのですが、坂口さんの手、女子が好きな手です。
大きいし、華奢すぎずゴツすぎない。坂口さん、このドラマでさらに女子人気が高まるはずです。
原作のKEYはもっとドSなので、坂口さんのKEYは優しすぎですが、これはこれでいい感じです。
さて、第一回のあらすじですが、吉高さん、榮倉さん、大島さん演じる三人は学生時代からの親友。
本気出せばある程度の男を手に入れることぐらいできるはずと思っていましたが、実際は女の旬な時期をとっくに通り抜け、男との縁はありません。
仕事もいまいち。そんななか、昔自らがふった男、鈴木亮平に誘われる吉高さん。
自分がふったときよりも格段にいい男になっている鈴木さんにときめく吉高さんですが、「好きな人がいる」と恋愛相談され、あえなく撃沈。
自己嫌悪ととも荒れます。
そんな吉高さん、榮倉さん、大島さんの前にあらわれた謎の男、坂口さん。
三人に対し、「あんたらはもう女の子じゃない。タラレバ言ってないで現実を見ろ」という趣旨の言葉を投げます。
図星をつかれ、目が覚めた三人の奮闘がはじまります・・・とゆーことで続きました。
原作だと榮倉さんは二股をかけられ(しかもセカンド扱い)、大島さんは不倫にはまり、吉高さんはKEYと絡んだりシングルの男と出会ったりしますが、結婚には至らず・・・といった展開になっていきます。
三人のうち二人が不倫だの二股だのといった展開なんですね。
ゲス不倫なんて言葉もできて、不倫や二股に厳しい昨今、このドラマではそれに反し、不倫や二股率高めで進んでいくことになりそうです。