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人気実力を兼ね備えた方たちが並ぶ 第156回直木賞候補

さて直木賞。こちらも候補作は全然読んでませんが(過去の作品は読んだことがある方も)、作家さんたちのこれまでの実績をふまえて予想してみます。

候補作は以下の通り。

十二人の死にたい子どもたち  冲方丁
蜜蜂と遠雷          恩田陸
室町無頼           垣根涼介
また、桜の国で        須賀しのぶ
夜行             森見登美彦

須賀さん以外は皆さんよく知られた作家さんです。

ほとんど説明いらずかと。

冲方さんは映画にもなった「天地明察」で有名、恩田さんは「六番目の小夜子」でデビューされた方です。

垣根さんはミステリー系、ハードボイルド系なイメージがあるんですけど、時代小説が候補にあがってます。

時代小説も書いてたんですね。

森見さんは主に京都を舞台にファンタジー小説を書く方。結構本も売る方です。

大穴は唯一この中で「誰やねん」という須賀しのぶ。

コバルト・ノベル大賞でデビュー、近年は大藪春彦賞を受賞したり、吉川英治文学新人賞の候補になったりしてるみたいです。

少女小説の世界から一般文芸の世界に。根性と実力を感じます。

デビューには苦労されたのかも。本来は一般文芸でデビューしたかった方なのかもしれません。

そう考えると、ものすごい「這い上がり」を感じます。応援したいです。がんばってほしい。

でも、この並びだとさすがにきついです。それに出版社も祥伝社・・・この方がとれば大穴中の大穴です。

女医とか、大企業の社員とかなら話題性もあってこの方にということもあるかもしれませんが、今回は難しいかも。

あとの四名の方ですが、人気実力ともに申し分のない方々です。

あえて分析すると、まずは出版社。冲方さんは文藝春秋から出してる本なので、直木賞には近いかも。

垣根さんの新潮社も強いと思います。出版社的に弱いかなというのは、恩田さん、幻冬舎です。

森見さんの小学館ってゆーのはどうなんでしょう。正直わかりません。

須賀さんは残念ながらなさそうですが、ほかの四人のうちの誰がと考えても、ちょっと難しいです。

それぐらいキャリアや実力、人気が拮抗してます。

ただ直木賞候補の常連でいえば恩田さんなんですよね。そろそろ・・・という結果になってもおかしくありません。

でも、垣根さんが気になるんですよね。

意外にもこれまで直木賞にはあがってないんですが、大藪春彦賞や吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞、山本周五郎賞など、直木賞以外の著名な賞はほぼ受賞されてます。

残るは直木賞だけなんですね。

ただし時代小説ということで、これまでと違うテイストの作品でしょうし、どうなることやら。

完全に主観ですが、やっぱり恩田さん、垣根さんが気になります。

話題狙いでいけば、森見さんかな。今年はいろいろある年なので、大穴の須賀さんもないとは言い切れません。

そうなると冲方さんはなんとなくないかなという気がします。出版社は強いんですが。

作品を読んでないので、なんともいえませんが。

さて、どうなることやら。結果が楽しみです。