はくがぁる 清水ミチコと椿鬼奴が語る桃井かおり学。間に流れたトリスのCMもツボ
毎週見ているわけではないはくがぁるですが、今回は清水ミチコと椿鬼奴が桃井かおりについて語るということでチェックしました。
この二人が桃井かおりを語って、おもしろくないわけがない。
二人のモノマネもふんだんで、予想通りとてもおもしろかったです。
二人のしゃべりが達者なので、進行役の夏目三久アナウンサーがお飾りのようになっていました。
桃井かおりのモノマネもさんざんだったし。あれだけの二人に囲まれると夏目ちゃんも霞んでしまいます。
二人が桃井さんをものまねしはじめたのは、清水ミチコが中学生ぐらいから、椿鬼奴がデビュー前の二十歳ぐらいのころからだそう。
結構長く真似してますね。
真似される桃井さんですが、モノマネはすべて受け入れているようで、嫌だったという話は聞こえてこないそうです。偉いですね。
結構みんなクセを強調したモノマネをしているので、嫌がる人はいやがると思うんですが、器がでかいです。さすが大女優。
そんな桃井さんと岩下志麻さんがほんとに仲が悪くみえる映画が松本清張の「疑惑」。
紹介されてましたが、桃井さんが岩下さんの真っ白なスーツにワインをかけていく(ビンから)シーンは見応えがありました。
確かに実際仲悪いのかなと思ってしまうリアル感。昔の映画は重厚さもあります。
椿鬼奴が桃井さんとはじめたあったのは、沖縄の映画祭だったそう。
レッドカーペットを歩いていた桃井さんは、寄っていった奴さんに対して「やっと会えましたね~」と気さくに対応し、奴さんを感激させていました。
ほんとにオープンな方なんですね。
清水ミチコも桃井さんとのエピソードを披露。
二人が出演した映画「木村家の人びと」に出演したとき、桃井さんが本読みに遅れ、桃井さんが到着するまで清水さんがモノマネでつないだとのこと。
スタッフはみんな受けてたらしいですが、桃井さんはそのときも清水さんのモノマネを快く受け止めてくれたそうです。
番組では清水さんと奴さんがやたら桃井さんのモノマネを連発(これがおもしろいんですが)。
奴さんは桃井さんのものまねをはじめたきっかけとなった化粧品(エスケーツー)のCMのまねを連発してました。
「20代はいいのよ~」ってあれですね。確かに真似したくなる何かがあります。
桃井さんは何かの取材のときに「化粧品何を使ってますか?」と問われ(エスケーツーと答えてほしいと皆が思っていた)、「アボカドにレモン汁をたらして、うちで飼ってる犬の糞をまぜた自家製のもの」と答え、周囲を困惑させたうえで「大人って怖いでしょ~」とくくったらしい。
すごいですね。脚本があるかのようなコメントです。洒落ている。
そんな桃井さんが監督と主演をかねた映画「火 Hee」についても紹介されていました。
海外の自宅で十日間でとりきったとか。桃井さんの愛犬(白くてもこもこでかわいかった)もうつってましたね。
大御所なのに常に新しい何かにチャレンジしていく桃井さん。そういった姿勢もすばらしいと清水さんと奴さんが褒めていました。
たしかに、あそこまで大物になるとこれまでの業績をくいつぶしていくような生き方も全然できるし、ありだと思うんですよね。
これまで頑張ってきたご褒美だし、ぜんぜん悪いことじゃない。
それでもなお、リスクがあっても新しいことに挑戦していく姿勢はたしかに皆の尊敬を集めますよね。
若さの秘訣もそのあたりかもしれません。
ところで、ぜんぜん番組と関係ないんですが、間に流れていたトリスのCM、好きなんですよね。
ロバートの馬場ちゃん(ですよね?)と吉高由里子がやってるCMです。
あの二人がなんとも可愛らしい。
馬場ちゃんは「若いリリーフランキー」のようで、深津絵里とリリーさんがやっている大和ハウスのCMを連想させます。
吉高由里子が窓からの景色を見て「きれい」と言い、馬場ちゃんが「君のほうが・・・」といったやりとりがあるのですが、それを馬場ちゃんに言われたあとに吉高由里子が「きゃっ!」と照れるのです。
これがなんともいいんですよね。
あの「きゃっ!」がなければこのCMは成り立たない。
吉高由里子ってやっぱりすごいと思います。
「きゃっ!」だけなんですが、あの「きゃっ!」ひとつでCM全体を支えてる感じ。
吉高さんって、演技がうまいとかそーゆーのだけじゃなくて、物語性を高めることができるんですよね。
素人なので、そのあたりがうまく表現できないんですが、ちょっとしたことを物語みたいに感じさせられるとゆーか、そーゆー雰囲気作りがすごいと思います。
そんなに難しくこねくりまわさなくても、あのCMってなんかいいですよね。
CMなんてすぐにとばしたくなりますが、あのCMは録画に入っていると巻き戻してみてしまいます。
あの二人で続けていってほしいCMです。