地味にスゴイ! は脇(役)もすごい。本田翼は新しいイメージで勝負
地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子は脇役の方たちもすごいです。
まずは、本田翼さん。
きれいですね。
かわいいタイプかと思っていたけど、結構クールビューティーな人だなと思いました。
石原さんとかぶらないように、キレイ系なつくりにしてるのが功を奏してます。
アンニュイな都会の女って感じです。小林麻美さんも(雑誌で)復活したり、今年の冬はそういったけだるげな大人の女がはやるんでしょうか。
ちょっとバブリーですね。
編集者の仕事もなんとなくやっていた本田さんですが、さとみに影響を受けたりして、どんどん真剣になっていきます。
石原さんが校閲マンとして成長していくだけでなく、本田さんも編集者としてひと皮むけていくわけです。
このドラマはいろんな人の成長物語でもあるわけですね。
次に足立梨花さん。明るくちょっと頭の悪そうな受付嬢をこなしていますが、この方、密かにいろんなドラマに出続けています。
営業部長吉良奈津子にも出てましたね。
明るい役を難なくこなしていて、ポテンシャルが高そうです。若いですしね。
今後もっと大きな役にステップアップしていく方のような気がします。
そして、目玉は、校閲部員を演じる江口のりこさん。
この方、個性強いですね。でも演技は上手いです。
美人でもブスでもないし、なんともいえない感じ。このドラマをきっかけに今後バンバン出てきそうです。
自分にも他人にも厳しい、ちょっと前の時代の人みたいな雰囲気がなんとも味があります。
米岡(和田正人さんが演じてます)っちのBL系の恋愛も気になる~。
いつの間にか米岡さんの印刷会社営業マン 正宗くん(杉野遥亮さんが演じてます)への気持ちがあたりまえに認知されてましたけど、カミングアウト的なシーンが見たかったなあ。
「じ、実は僕、正宗くんが好きなんだ・・・」
「うん、知ってる」
「え、知ってたのお~」
「わかるよ、見てれば」
石原さんと和田さんのこーゆーシーンを期待してた人、少なくないと思うんですが。
ところで、リアルな話をすると新潮社の校閲部はすごいらしいです。
他の出版社で出す本も、新潮社で校閲してほしいという作家さんもいるのだとか(5時に夢中、中瀬ゆかりさん情報)。
でも、出版不況で出版社が予算削減をする中、校閲部をたたむところもあるということでした。
これも時代の流れ・・・とはいえ、きちんと校閲された本、多くの人の手にかかり大切に作られた本が世の中に出ることは意義のあることだと思うので、きちんと校閲された本が作り続けられることを願います。
地味にスゴイ! ではシーンの切り替えに石原さんのファッションチェック的な画(え)が挟まれますよね。
あれは有効なんでしょうか? たしかに、ドラマを見ててシーンの切り替えがしっくりこないことは多いんです。
唐突すぎたり、境目がはっきりしなかったり。そういった点をカバーするものとしてはとても良いものだとは思うんですが、ああやって区切りをつけると、それはそれで目立ちすぎる感もありますね。
石原さんのファッションに興味のある視聴者は多いと思うので、そういった点と絡め、うまく消化できているとは思います。
あと、リスクって単語の説明が文字情報で出てましたけど、こんな単語も説明しないといけないほど、今の日本って・・・(そーゆー意図ではないと思います。たぶん、ちょっと遊び的な感じでやったのだと)。
ドラマの作りも変わっていくなと、そう感じさせることの多いドラマですね。